内容説明
現代に生きる「大人」たちの多くが感じている不安の実態とは、一体何なのか。
成熟と老いと死、労働の意義、他人との付き合い、恋愛、家族、若年および中高年期のアイデンティティ・クライシス、先端文明との関係、法制度と責任など、我々が直面している問題のひとつひとつを、小浜逸郎が等身大の視点で再検証する。
昨年12月に発行した『子供問題』の対となる一冊。
目次
1章 普通に生きる1―成熟・諦念・死(父と私;死は生の条件である ほか)
2章 普通に生きる2―労働・善・愛情(人はなぜ働くのか;働く意義と善との関係について ほか)
3章 人生という壁―老い・孤独・自殺(中高年男性の正念場;アンチ・アンチエイジング ほか)
4章 社会という壁―時代・規範・情報(商店街は変わらない;人口減少社会は困った社会か ほか)