講談社文庫<br> 増補版 三度目ならばABC

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講談社文庫
増補版 三度目ならばABC

  • 著者名:岡嶋二人【著】
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062765503

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内容説明

1984年に刊行された『三度目ならばABC』に、幻の未収録作品「はい、チーズ!」を加え、2011年に増補版が刊行された。ミステリーの様々なアイデア&トリックに溢れた、「ミステリーのお手本」。収録作「三度目ならばABC」「電話だけが知っている」「三人の夫を持つ亜矢子」「七人の容疑者」「十番館の殺人」「プールの底に花一輪」「はい、チーズ!」(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

69
昭和晩年の作品群だけど今読んでも十分面白かった。織田貞夫(上から読んでも、おださだお、下から読んでも、おださだお)&土佐美郷(上から読んでも、とさみさと、下から読んでも、とさみさと)コンビの役割分担鮮やか。2016/02/11

森オサム

56
久しぶりの岡嶋二人。出て来る事件は殺人が多いが、余り重いテイストでは無くユーモアミステリーと言う感じ。今でも「再現ドラマ」って有りますよね?、それを制作する会社の社員2人が主人公コンビで、事件の表面上見えている奥に隠された真相、真犯人を推理する、と言う流れです。35年前の作品なので若い方には共感するのが難しい所も有るかな?、どちらかと言うと昭和を生きて来た世代に懐かしがって読んで欲しいと思います。読み易いが一々捻りが効いていて面白い、コンビでもっと書いて欲しかったなぁ。2018/09/16

したっぱ店員

43
凸凹・回文コンビ探偵役が事件を解決する、ものすごく王道でまっとうな短編集。ケータイがなかったり、最新のパソコンが16ビット(!)だったり、めちゃめちゃ昭和の香りが漂うとこも含め、シンプルでとても楽しかった。薬丸岳さんの解説も興味深い。2018/04/03

ヨーコ・オクダ

36
お昼のワイドショー内の1コーナー、ホンマにあった事件に週刊誌風な脚色をつけた再現ドラマ…この制作スタッフおださだお&とさみさとが探偵役。7つの事件。毎度「上から読んでも下から読んでも…」と自己紹介するのがお決まりwほとんどは再現ドラマを制作するための取材過程で矛盾が出てきて、そこから真実の追求に発展する形。でも、うちが1番気に入ったのは「十番館の殺人」で、綿密な取材を終えて、いざ役者を立たせて撮影という段階で矛盾がいくつか出てくるパターン。撮影を中断しての推理、検証。ホンマの犯人は誰なのか?面白かった!2019/09/03

那由多

23
名前が回文になっている織田貞夫・土佐美郷の山本山コンビが、事件の再現ドラマ取材を通して真犯人を割り出していく軽いノリのミステリ短編集。全話キッチリスッキリまとまってて、いくらでもお代わりできちゃう。山本山コンビは他にも長編で『とってもカルディア』があるそうな。岡嶋二人は入手困難だから、全作を新装版で出版してくれないかな。2021/09/12

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