内容説明
マリアは宝石デザイナーとして不遇の日々を送っていた。とくに、アリスト王国の王妃のネックレスを作る機会を逃したのは大きかった――傲慢なプリンスのせいで。アレックスはマリアを誘惑し、夜をともにし、朝がくると、冷酷にも彼女をアリストから追い払ったのだ。だが二カ月後、アレックスが突然ニューヨークの彼女を訪ねてきた。国王の新たな命令で、また王妃のネックレスを作れというのだ。しかも契約の条件は、アレックスの愛人になること……。冗談じゃないわ! マリアは怒り、抵抗したが、彼は平然とせせら笑い、契約の印として彼女の唇をふさいだ。■かつて一つの王国だった島は二つに引き裂かれ、一粒のダイヤを巡ってさまざまなロマンスが展開します。どうぞお楽しみに!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
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死にゆく王の言いつけが王妃の一声であっさり反故になるとは・・・ それで大団円だからいいけど。 ダイヤの謎についてはこれからなんですね。 次作入手しなくちゃ!2010/09/30
こえん
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宝石デザイナーのヒロインが、アリスト王国の王妃のためのネックレスデザインに応募したことがH/Hの出会いのきっかけ。ヒロインが自分と関係をもった動機が、ネックレスの受注のために違いないと誤って確信してしまった、おバカさんなプリンスがヒーロー。結局一度は落とされたヒロインが、改めて制作を任されるコトになった後のヒーローの態度がダメすぎるっ…。立場を利用しての性的関係の強要は犯罪だって。それでも、ことあるごとにヒロインを大事にする態度を見せてくれるので、中盤以降は結構楽しめた。2010/04/22
MOMO
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えー・・っと・・・結局、アレックス君の勘違いの元となる、マリアちゃんの発言の根拠になったものがなんだったのか、結局わかんないままだったわ・・・何をもってして、マリアちゃんは自分が選ばれると確信できたかが、どこらで判るんだろうかと期待してたのに・・おまけに、あの嫌味な母ちゃんを見返すシーンもなかったし、・・・まぁ、激しやすいアレックス君はあんまり好みじゃぁなかったけど、恋に落ちた(無自覚)不安ゆえに、疑心暗鬼に陥り、浮き沈みをする彼の行動や心の動きはそれなりに楽しかったから、まっ、いっか・・・2010/04/05
みろん
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ネックレスのデザインを依頼された宝石デザイナーと、彼女と一夜を共にした後で捨て去ったプリンスとのロマンス。騙まし討ちのような形でヒロインを愛人に仕立て上げた欲望最優先のヒーローがダメダメ!…なんだけど、誰よりもヒロインを思いやるメロ甘さを反射的に見せるところは良かった。前半はひどいだけの男だったけど、後半からの盛り返しはドラマチックで良かった。2010/03/21
Mari
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★★★☆2010/02/19
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