原油100ドル時代の成長戦略

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原油100ドル時代の成長戦略

  • 著者名:柴田明夫【著】
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • 朝日新聞出版(2012/08発売)
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  • ISBN:9784023304857

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内容説明

原油100ドル時代はすぐそこまで来ている! 工業化を推し進める中国は、将来の資源争奪戦を見越して、石油など海外資源の権益確保や戦略備蓄などの国家資源戦略を打ち出している。一方、日本にとっての原油価格上昇は、世界に先駆けて資源浪費型の産業構造から新エネルギー型(太陽エネルギーほか)に転換する最大の好機ともいえる。新興国が台頭する世界経済にあって、日本は生き残れるのか? 資源の枯渇を先取りし、日本が選ぶべき戦略とは?

目次

1章 「原油100ドル時代」の到来(世界金融危機後、資源価格は再び上がりつつある;何が価格急落の引き金になったのか;原油価格は当面、80?90ドルでの「均衡点」を模索;長期的な資源価格は上昇トレンドにある;なぜ原油は100ドルなのか;1970年代と類似する2000年代の特徴)
2章 原油高騰が指し示す「未来」(資源とは何か;原油高騰が発するシグナル;資源需要は少なくとも15年増加し続ける;再び、資源問題の構図が現れてくる;OPECの市場安定化機脳復活;我々の前に立ちはだかる難問;世界の穀物需要もひっ迫している;食糧需要が急増している原因;3つの食糧争奪戦が始まった;「3つの安定」が脅かされる時代;市場原理に任せ放しでは、この負のスパイラルは終わらない)
3章 「新興国」が21世紀の主役に(世界経済を引っ張る新興国;資源不足に備える中国;中国は資源大国である;原油の輸出国になったブラジル;超モノカルチャーを図るロシア;IT産業以外の振興も図るインド;エチレンの需要が象徴する新興国の台頭;金融危機後の資源価格の反動高に備えよ)
4章 「日本」だからできる経済戦略(新たな市場を生み出す好機;太陽系エネルギーによる21世紀型成長へ;2030年前後に地球は「臨界点」を迎える;農業を太陽系エネルギー産業として見直す;日本製造業の国際競争力の源泉が危ない;日本企業の新たな課題)
5章 世界を救う「イノベーションの群発」(様々な投資機会が到来;原油100ドル時代に対応し始めている日本企業;新市場の開拓も忘れてはいけない;民主党政権による後押しが必要だ)