内容説明
五人きょうだいの長女アニスは、村でも働き者で評判の娘だった。家は裕福でないので、あまりおしゃれもできないけれど、家族はみんな仲がよく、日々の生活に満足していた。ところがある日、幼なじみの友人で敏腕実業家のジェイクに出会い、彼女はわけのわからない気持ちの揺れに翻弄されはじめた。ジェイクが視界に入るだけで我慢ならないのに、いないとがっかりしたりして。もちろん、彼に恋しているなんてありえない。一方、ジェイクは会った瞬間、彼女に好印象を抱いた。そして彼一流のやり方で結婚に漕ぎつけようと……。■運命は彼に味方するのか、それとも彼女に? 長く皆さまに愛されつづけている作家ベティ・ニールズが、結婚に愛を求めようとするヒロインの健気な姿を丁寧に描いた作品です。ご堪能ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
veri
9
ヒーロー…あなた疲れるわ…ヒロインはヒーローに終始振り回されっぱなしで、さらに頑張りすぎてボロボロになってしまっていたので、可哀想でした。ベティ三作続けて読みましたが、この作品は好きになれませんでした。もう暫くはいいかな…←2015/12/30
たまきら
6
牧師さんの長女で初々しい魅力的な女の子を混乱させる年上の男、という設定だけでむっか~。なんじゃこの男。でも、こういうのが恋の手順な時代があったのねえ。それは興味深かったです。2015/06/11
びわ
4
途中まではよかったのに、結婚してからのヒーローが意味不明。最後の告白も取って付けた感じ。ヒロインが会いにいかなかったらどうなっていたのかしら。2012/12/27
erie
4
牧師の娘で家事手伝いをしているヒロインはすらりとした赤毛美人。ヒーローはやり手の実業家。ベティには珍しい設定でした。ヒーローが医者でも教授でもオランダ人でもないなんて…。強引に結婚に持ち込むわりには、何を考えているのかさっぱりわからないヒーローだった。なんとなくもやもやと納得がいかない。2010/01/31
てん・ゆう
3
ヒーロー冷たい…いくら便宜上とは言っても全く気持ちを表さない。それじゃメゲるよ。ヒロインが最後のページまで可哀相だった。