ロボットは涙を流すか - 映画と現実の狭間

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ロボットは涙を流すか - 映画と現実の狭間

  • 著者名:石黒浩/池谷瑠絵
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • PHP研究所(2012/03発売)
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  • ISBN:9784569775630
  • NDC分類:548.3

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内容説明

機能的・哲学的に難解なロボットの諸問題を、SF映画の話題作を通して分かりやすく論じる。複雑なロボットの骨格を学ぶには『ターミネーター』を、ロボットと我々の間に生じる「哲学的な障壁」の教本は『A.I.』『サロゲート』、C-3POとR2-D2はロボットの社会における役割を教えてくれる。さらに、人間とロボットの境界は『攻殻機動隊』における「電脳」「義体」を通して考える、というわけだ。現代科学はSF映画に近づき、境界があいまいになっている。例えば、サイズが小さい「トランスフォーマー」ならばすでに作られているし、「電脳」のように脳を直接コンピュータにつなげる技術も発達を遂げている。今後、果たしてロボットは「こころ」を持てるのだろうか? 2006年、自身がモデルのアンドロイド「ジェミノイドHI-1」を作り、世界から注目を集める、知能ロボティクスの第一人者が考える近未来が見えてくる。

目次

第1章 ロボットは予言する
第2章 アンドロイドになりたい
第3章 「不気味の谷」を越えて
第4章 ロボットの森へ―リアル化するSF
第5章 人とアンドロイドのあいだ
第6章 ロボットの生きる道
第7章 人とロボットが出会う街角

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まる

37
SF映画に登場するロボットより、更に人間に近いロボットが現実になる日も近いんだという思いとともに、人間らしいとは、人間とは何かなのかと考えさせられる本でした。人間特有だと思っていたものもどんどんロボットができるようになっていく。人間らしさを見つけていかないといけないな。権利の話も興味深かったです。2017/06/11

showgunn

24
めちゃくちゃ面白かった。SF映画に出てくるロボットを手がかりにロボットのことを考える=人間のことを考える、という内容なのだけど映画を観てなくても充分理解できる。ロボットを作るのに必要な技術の話も面白いし、ロボットを作っていくことによって人間社会がどのような構造をしているか考えることになる、という話もすごく興味深い。権利とは獲得するものではなくて、既存の社会の側から与えられるもので、一度与えられたらずっとそのようになる、と。この人の本もっと読みたい、天才だ。2017/02/16

流之助

19
以前読んでいたつもりだったのに「読んだ本」として登録していなかったので一応再読。Kindle版。ハイライトなどしてあったし読んだ記憶があるのでやはり再読だった。映画と現実。技術は近づけることができるが、それにヒト側の倫理が追いつくのかどうか。それでもワクワクさせられるのはそこに希望が感じられるからか。身体感覚すら遠隔操作できるようになり拡張も可能になったら、私はどうしたいだろう。2019/11/07

mazda

18
イマイチ感‥。でも、アンドロイドがコンビニの店員になっている日が、いつか来るかも知れないと言うのはあるかも。2018/11/28

紫伊

6
自身の研究を踏まえながら、SF映画を考察をしていてわかりやすかったです。SF映画はあまり見たことがないので、すごく観たくなりました。2016/01/23

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