中経出版<br> 人はかならず、やり直せる

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中経出版
人はかならず、やり直せる

  • 著者名:進藤龍也
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • KADOKAWA(2011/11発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784806135999

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内容説明

18歳でヤクザにスカウトされ、前科7犯。刑務所へ服役中に聖書を読み回心し、現在は牧師として伝道につとめるかたわら日本中の拘置所や刑務所を訪問している著者の、破天荒な人生を描いた感動のドキュメント。

目次

第1章 少年時代
第2章 やくざと懲役
第3章 回心―イエス・キリストとの遭遇
第4章 元やくざの神学生
第5章 罪人の友主イエス・キリスト教会
第6章 イレズミ牧師の伝道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

32
著者に対する批判として、「あなたは変わったが、それ以前に被害に遭った人は置き去りではないか」という批判が考えられます。確かにそう。ただし、この批判は負を正で返せという、互酬的な関係を想定しています。では、彼が負を正で返したその後は、信仰を棄てても良いのか。返せない負であったならば、返せないことに留まる悪人に社会はどんな言葉を持っているのか。彼の活動を贈与と考えるしかないのではないか。著者はキリスト教の信仰といいつつ、「変わる」ということを強調しているので「悪人正機説」のように聞こえますがどうでしょうか。2022/09/11

ハンナ

20
図書館。同じ元ヤクザの牧師では鈴木牧師が有名だけれど、この進藤牧師の半生もなかなかスゴイ。なんといっても、前科7犯からの牧師への転身なのだ。獄中でキリスト教に逢うところや、神学校の様子はとても興味深かった。やくざでも、というよりもやくざであるからこそ罪の意識ややり直ししたいという気持ちが大きいということは何となく腑に落ちるように感じた。前科がある人は教誨師として受け入れられない場合もあると知り、なかなかに世間の目は厳しいというところも知った。2014/06/30

Yukiko

9
中学もまともに勉強をしなかった元ヤクザなのに、びっくりするような素晴らしい文章を書かれる。刑務所で回心したあと、一途に学ばれたことが、少し文体に触れただけでわかる。 内容ももちろん素晴らしい。 西川口の進藤牧師の礼拝に伺ったのを機会に購入。2017/08/01

アルカリオン

7
暴力団幹部として覚せい剤売買・使用等に手を染めて暮らしていた著者は服役中に元妻から聖書が差し入れられたことをきっかけとして素晴らしい牧師たちと出会い、彼らを通じて「神」の恩寵を信じるようになった。著者にとって、神は文字通りかけがえのない、リアルな存在であることが伝わってくる▼薬物、アルコール、ギャンブル等への依存症から抜け出すための助言が面白い。曰く、依存症から抜け出すためには別の依存症にかかることだ。「キリスト依存」になればよいのだ。イエス様のことをいつも考えていれば、薬物等のことを忘れられる。2018/12/05

ryunosu

5
最初の露骨なまでの実体験の告白は決して気持ちのいいものではなかったが、著者の謙虚さが後半から見えてきてよかった。キリスト教の根本的な教えは、救いから遠いとされる人々(我々)をいかに救うかという非常に厄介なものであるが、それを真に実現しようという試みは面白かった。2013/10/08

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