文春文庫<br> 渋谷

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文春文庫
渋谷

  • 著者名:藤原新也
  • 価格 ¥702(本体¥639)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167591069
  • NDC分類:916

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内容説明

親の前で厚化粧し、風俗で素顔になるユリカ。あらゆるイジメに遭い、過干渉な母親のもとで自閉ぎみになったエミ。母親との確執から家を飛び出し、デートクラブへ通った元コギャルのサヤカ。少女達は口々に「本当の自分を見てみたい」と言い「母親は自分を本当は愛していないのではないか」と葛藤し、揺れ動いている。写真家・藤原新也が“いま”をカメラで写しとるように、日本でリアルに起きている母娘の歪んだ愛憎関係をあぶり出す、戦慄のドキュメンタリー。映画化原作。

目次

0 おねがいわたしをさがして
1 母親に罵声のひとつも浴びせて君の名は
2 仮面の朝と復讐の夜
3 君の眼の中の色彩

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう

7
程度は違えど過去の自分を見つめているような感覚になりました。渋谷という街でただなんとなく過ごした日々あります。あの頃の楽しいような寂しいような切ないような気持ちを思い出しました。いい本でした。2010/02/23

あやえり

5
映像化を先に観てから。 ノンフィクションなのにフィクションかと思う読後感。 ブラックホールに引き込まれるように吸い込まれてゆく今後何度も読み返すであろう一冊。2014/04/10

かとうさん

5
かれこれ4回は読み返している。これからも、読み返すだろうエッセイ本。

ringo

5
「人の数だけ物語がある」ってよくいうけど、この本はそんな感じで、とても印象的でした。人と関わろうとする藤原さんの感覚が、自分にはないというか、、一歩を踏み出すのを躊躇ってしまうのだけど、一歩を踏み出してみようかなって思えました。2012/05/02

miki

5
ノンフィクションなのに、ドラマが起きるのはなぜだろうと 他の作品でも思っていた。 藤原さんの「行動力」のすごさはもちろんだが、 人のドラマに反応する磁力みたいなものがあるのかな? 2012/03/27

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