まるごと三味線の本

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まるごと三味線の本

  • 著者名:田中悠美子/野川美穂子/配川美加
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 青弓社(2014/07発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787272775

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内容説明

伝統音楽の様々な三味線、津軽三味線、沖縄の三線、西洋音楽に越境する三味線…。三味線の渡来・普及・分化、青森から沖縄まで各地の三味線紀行、演奏や鑑賞のコツ、素材や製造法、名器などを解説。この一冊で三味線がわかる。

目次

はじめに 田中悠美子

第1章 三味線のいま 
 1 第二次津軽三味線ブーム 田中悠美子
 2 現代三味線事情をたどる――私的体験を通して 田中悠美子
 3 なぜいま三味線なのか 田中悠美子

第2章 三味線の昔 
 1 中国の三弦 山本宏子
 2 沖縄・奄美における三線の広がり 久万田 晋
 3 三味線の日本化と民衆への普及――三味線が鳴り響いていた場所 野川美穂子
 4 三味線音楽の分類と音楽的特色 田中悠美子
 5 各種目の歴史と特色その1――芸術音楽の三味線[地歌/長唄/義太夫節/古曲/豊後系浄瑠璃/小篇歌曲] 野川美穂子/配川美加/田中悠美子/吉野雪子/竹内有一/寺田真由美
 6 各種目の歴史と特色その2――民俗音楽・大衆音楽の三味線[瞽女唄と三味線/民謡の三味線/津軽民謡と津軽三味線/寄席の三味線/その他の三味線音楽] 茂手木潔子/本條秀五郎/織田麻有佐/布目英一/伏見 奏

第3章 越境する三味線 
 1 越境あれこれ 田中悠美子
 2 越境する三味線アーティストの系譜その1――芸術音楽篇 田中悠美子
 3 越境する三味線アーティストの系譜その2――寄席・沖縄ポップ篇 布目英一/寺田真由美/久万田 晋
 4 越境する三味線アーティストの系譜その3――津軽三味線篇 田中悠美子/織田麻有佐

第4章 日本全国三味線紀行 
 1 青森(津軽) 織田麻有佐
 2 東京 配川美加/杉浦 聡
 3 京都 竹内有一/杉浦 聡
 4 大阪 長江浩子/寺田真由美
 5 淡路・徳島 鶴澤友球/田中悠美子
 6 沖縄・奄美 久万田 晋

第5章 三味線を演奏してみる 
 1 入門か独習か 田中悠美子
 2 三味線の入手方法 田中悠美子
 3 楽器の構造と付属品 田中悠美子
 4 手入れと保管 田中悠美子
 5 記譜法と口三味線 杉浦 聡
 6 演奏の基本とこつ 杉浦 聡
 7 芸談にみる伝承の深淵 杉浦 聡

第6章 三味線演奏を鑑賞してみる 
 1 過去の名人たち――どこがすごかったのか 野川美穂子/配川美加/田中悠美子/吉野雪子/ 竹内有一/寺田真由美/織田麻有佐/布目英一/久万田 晋
 2 名演奏/名曲――おすすめCD 野川美穂子/配川美加/田中悠美子/吉野雪子/竹内有一/寺田真由美/織田麻有佐/布目英一/久万田 晋/伏見 奏
 3 ライブ演奏を鑑賞する 野川美穂子/配川美加/田中悠美子/吉野雪子/竹内有一/寺田真由美/織田麻有佐/布目英一/久万田 晋

第7章 ハードウェアとしての三味線
 1 三味線の素材 織田麻有佐
 2 三味線の製造工程 田中悠美子
 3 職人と三味線店 田中悠美子
 4 三味線と三線の名器 野川美穂子/清村まり子

第8章 三味線の魅力とこれから 
 1 各種目の三味線の魅力 野川美穂子/配川美加/田中悠美子/吉野雪子/竹内有一/寺田真由美/茂手木潔子/織田麻有佐/布目英一/久万田 晋
 2 三味線の音色の秘密――サワリの仕組みについて、超音波帯域までの音響調査報告 田村治美
 3 三味線とのかかわり 高橋悠治
 4 三味線とは? 織田麻有佐/久万田 晋/竹内有一/寺田真由美/野川美穂子/配川美加/茂手木潔子/吉野雪子/田中悠美子

おわりに 田中悠美子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れみ

75
夏に受験する試験の楽理問題の参考のために。必要なのは楽器の構造や呼び名、調弦の呼び方などほんの一部だったけど、ついでに楽器や三味線の音楽の歴史と変遷についてもひととおりざざっと読んだなかで…種目ごとに区別されあまり交わらないところから近年は色々なジャンルとも交わるようになったという印象があったけどずっと昔には色々な種目に通じた奏者の人もいっぱいいたのが特定の種目に特化して修行するようになっていった経緯があったところが興味深かった。確かに日本人って一つの道をまっすぐ高いところまで極めるのとか好きだよね。2017/03/28

まめはち

0
2008年12月国立劇場での『遠山桜天保日記』の復活上演についての記載あり(p188)。 見たかったのでこのページだけでも儲けもの。 1896年(明治29年)初演 影囃子に使用した三味線音楽 2,4幕目 端唄「嘘と誠」「さんさ時雨」「新内流し」 5幕「新潟おけさ」「相川音頭」2019/07/06

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