内容説明
ジュリーが秘書を務める教授が退官することになり、新しいボスとして、世界的権威の医師、シモンがやってきた。長身の魅力的な姿に心をときめかせるジュリーだったが、彼は仕事に一途で何かにつけ厳しい態度で接してくる。その冷たさと、たまに見せる笑顔との落差に戸惑いながらも、彼女はボスの要求に応えようと懸命に働いた。ある日、仕事でオランダへ行くという彼に同行を命じられ、ジュリーは二人きりになる不安とともに密かな喜びを感じた――そこで、淡い恋心がはかなく散ることになるとも知らずに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン
15
ベティ作品初読みです。お互いに惹かれあいながらもちょっとした誤解から嫌いなのかと勘違いしている二人。シモンの方が上手というか、自分の気持ちと相手の気持ちに気付くや、絶対結婚すると行動するのは凄いな。ジュリーの母と妹から味方につける(笑)最後の最後まで告白しないからジュリーはおいてけぼりな感じで少し可哀そうでした。シモンわかりにくいわ。でも登場人物に嫌な人がいないのでサラッとストレスなく読めました。2015/06/28
そばかす♪
11
担当教授の退任によって、新しく赴任して来た世界的権威、医師シモンの秘書となったジュリー。最初の行き違いからお互い相手を嫌っていると勘違いしていたけれど...ここまでお互いの行動を勘違いし合えるものなのね(笑) どこかで「もしかして...?」ってジュリーは思わなかったのかなと疑問はあるけれど、それはそれ。w 2014/07/04
びわ
6
ヒロインは美人で気が強い。ヒーローはいつも通りだけど、今回は心情書いてあったので楽しめました。ただねー、「愛するように仕向けることはできるけど、自然に愛されたい」って…自信家なのねー。それに色々話さないこと多すぎるよーこんな上司は嫌だ…。最後まで振り回されるヒロインがかわいそうでした。ヒロイン妹はなかなか可愛かった。2013/01/21
kina
4
他の人の感想通り、ヒーロー語らなすぎ、わかりにくすぎ。私がヒロインだったら「この人って自分の妹目当てのロリコンなんじゃ?」と思ってしまいそう。しょっちゅう家に来るから。病院で突然キスしてその後ポケベルに邪魔されて…何も言わずに行っちゃうんだ?なんか言えよーーーー!最後の告白シーンが微笑ましいのでまあいいんですけど。外堀埋めていくヒーローに何か姑息なものを感じました。一方物を大切に使いまわすヒロイン一家の描写はいいですね。イギリスって感じ!そして食ってる物が粉もの主体の炭水化物ばかりで太りそう~。2018/09/08
ひまわり
4
鬼畜ヒーロー読んだ後は癒されるベティ。 2010/08/05