パナソニックがSANYOを買収する本当の理由

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パナソニックがSANYOを買収する本当の理由

  • 著者名:荻正道
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • アーク出版(2009/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784860590796
  • NDC分類:545.067

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内容説明

パナソニックによる三洋電機のTOBを題材にして、両社の創業時代からの奇しき因縁を紐解き、松下幸之助の知られざる経営スタイルを解析する。内側から見た「骨肉ともいえるM&A」の真相をさぐるノンフィクション大作。

目次

プロローグ なぜパナソニックは三洋電機買収に先駆け社名を変更したのか
1章 パナソニックと三洋電機の創業家に見る“骨肉の交わり”
2章 企業経営に甚大な影響を及ぼした創業家の世襲問題
3章 飛躍への礎になるとともに混乱をも招いた幸之助流M&A
4章 幸之助流の経営手法としがらみに終止符を打った中村邦夫の改革
5章 「ナショナル」から「パナソニック」へ―。企業の存在意義が問われたブランド変更
6章 中村改革を経ても戦略喪失症候群は改善せず
7章 世襲経営者、井植敏が残した光と影
エピローグ 5000億円を無駄にしないためパナソニックが三洋電機から学ぶこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

6
会社をどれだけ大きくするのか.それを決めるのは,経営者ではない.あくまでも決定権は市場,社会にある.社会がその会社を求めればどこまでも大きくなるし,必要ないとすれば衰退していく.短期的な目標を立てることはできるが,長期的にどうなるかについて保証することは,経営者の仕事の域を超えているのかもしれない.2011/12/25

ジェンダー

4
これほどパナソニック、三洋電機の歴史についてわかりやすい本はないと思います。パナソニック自体がこれほどまで技術開発をせずにM&Aをして今日まで来ている事を初めて知りました。2013/04/14

yyhhyy

3
タイトルとは異なり、松下幸之助発言集を部下達の本から集め著者の豊かな想像でストーリー化してみたもの。事実と推測を区別しながら読むのは苦労が居るが、こうやって仮説で物語化してくれると、ただの発言集より読み易い2021/08/01

藤吉 功

2
正直な話、一般の新聞報道やテレビ報道だけでは分からない、人間的な争いなどは、面白いというより苦痛であった。どんな状況であろうが、経営理念だけは変えてはならないと思う。その理念に外れた経営では上手くいくはずはない!と思う。2014/05/04

じょくぼ

2
まったく知らなかった両社の歴史。おりしも、先日パナソニックが三洋とパナ電工の完全子会社化を発表したばかり。著者が懸念しているシナリオは回避できるのか、すごく気になり始めた。ちょっと三洋側に好意的な書き方が目立ったようにも思うが、全体的なバランスとしては絶妙。すごく面白かった。ビジネス系のノンフィクションとして、読んでおいて損はないと思う。どうでもよいが、海外で勝負するのに、「パナソニック」という4音節のブランド名は、ちょっと長いんじゃないか。【ノート済】2010/08/11

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