いのちに贈る超自立論 : すべてのからだは百点満点

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いのちに贈る超自立論 : すべてのからだは百点満点

  • 著者名:安積遊歩【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 太郎次郎社エディタス(2014/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784811807348

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内容説明

自立しているってどういうこと?お金を稼げること? 立って歩けること?自分のお尻が拭けること?「自立へがんばる障害者」像から一歩、踏みだし、すべてのいのちを肯定する著者が、未来を生きる娘に、そして社会へ贈る、あるがままに生きていい、というメッセージ。

目次

はじめにプロローグ──たったひとつの私のからだ I 「治す」って、なんだろう──治療する側・される側  車イスはメガネと同じ  「治る」ということ  痛みと闘うだけで精一杯  骨折なしの一年  想定外の骨折  揺れる親心  手術が怖いのはあたりまえコラム1●コウ・カウンセリングと再評価カウンセリング II いのちの市場化に抗う──後退と進化  精子バンクでいのちのショッピング  いのちの商品化  出生前診断の功罪  医療の「進歩」  「進化」する優生思想コラム2●優生思想と優生保護法III 貧しい人から豊かになる──貧困と偏見  少女の目を盗らないで  フィリピンの貧しい村で  生活保護を使いこなす  ベーシック・インカムIV 女性のからだを侵略するもの──セクシュアリティーと生殖  従軍慰安婦の絶望が見えなかった  謝って、そして耳を傾ける  強制不妊手術が生む絶望と無念さ  優生保護法が存在する社会とは  性器を切除される少女たちコラム3●女性性器切除V 生き延びる子どもたち──親と子、再考  親になるということ  いのちの神秘のプロセス  フィリピンから迎えた里子  川の字で寝る心地よさ  「おじいちゃんといっしょに寝るか?」  蚊帳のなかの蛍  母の涙  地獄のなかに天国をつくる子どもたちVI 自分のお尻を拭けなくたって──プライバシーと自立観  中学受験  お願いで獲得した就学権  自分の部屋はありません  自分のお尻を自分で拭かなくてもいい  排泄の音コラム4●ピア・カウンセリングと自立生活運動VII 地球の上に連なって生きる──いのちとエコロジー  幼いエコロジスト  二歳まではみんな重複重度障害者  「這えば立て」の抑圧  共同生活はエコロジカル  いのちとモノをたいせつにする暮らし  「まったく年をとると……」  人間は泣くことができる  三つのサンクチュアリおわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

pulpo8

13
骨形成不全の作者でピア・カウンセリングを日本に紹介、とあって手に取った。しかしその二つは語られる話題の一部分という感じでサラッと。最初はなんだかとっつきにくいかも…と思っていたが、読むにつれ様々な言葉がしみ込んでくる。身体障害者の感覚が新しい視野を与えてくれた。そうかそれでベーシックインカムなんだ。世界の軍事費を失くせば全人口の衣食住が十分に賄えるなんて…。自立とはそういうことでよかったんだ…と目を開かされる。障害者の著者自身がお尻の穴まで見られてきた歴史を思うとき、プライバシーとは一体何なんだ、とか。2018/05/12

くちびる生肉

3
障害をどう考えたらいいのかわからない、なんかヘタなこと言っちゃいそうだから触れない、という人に是非読んでほしい。それから自分に自信がない人にも。文章は素敵だと思ったのに実際に会ったらガッカリ…ってことあるけど、本の中の遊歩と私が見ている遊歩は本当に変わらないからびっくりした。出会えてまだ日が浅いけど、すでにたくさん力をもらっている。かっこよくて可愛い人。2015/03/24

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