内容説明
自立しているってどういうこと?お金を稼げること? 立って歩けること?自分のお尻が拭けること?「自立へがんばる障害者」像から一歩、踏みだし、すべてのいのちを肯定する著者が、未来を生きる娘に、そして社会へ贈る、あるがままに生きていい、というメッセージ。
目次
はじめにプロローグ──たったひとつの私のからだ I 「治す」って、なんだろう──治療する側・される側 車イスはメガネと同じ 「治る」ということ 痛みと闘うだけで精一杯 骨折なしの一年 想定外の骨折 揺れる親心 手術が怖いのはあたりまえコラム1●コウ・カウンセリングと再評価カウンセリング II いのちの市場化に抗う──後退と進化 精子バンクでいのちのショッピング いのちの商品化 出生前診断の功罪 医療の「進歩」 「進化」する優生思想コラム2●優生思想と優生保護法III 貧しい人から豊かになる──貧困と偏見 少女の目を盗らないで フィリピンの貧しい村で 生活保護を使いこなす ベーシック・インカムIV 女性のからだを侵略するもの──セクシュアリティーと生殖 従軍慰安婦の絶望が見えなかった 謝って、そして耳を傾ける 強制不妊手術が生む絶望と無念さ 優生保護法が存在する社会とは 性器を切除される少女たちコラム3●女性性器切除V 生き延びる子どもたち──親と子、再考 親になるということ いのちの神秘のプロセス フィリピンから迎えた里子 川の字で寝る心地よさ 「おじいちゃんといっしょに寝るか?」 蚊帳のなかの蛍 母の涙 地獄のなかに天国をつくる子どもたちVI 自分のお尻を拭けなくたって──プライバシーと自立観 中学受験 お願いで獲得した就学権 自分の部屋はありません 自分のお尻を自分で拭かなくてもいい 排泄の音コラム4●ピア・カウンセリングと自立生活運動VII 地球の上に連なって生きる──いのちとエコロジー 幼いエコロジスト 二歳まではみんな重複重度障害者 「這えば立て」の抑圧 共同生活はエコロジカル いのちとモノをたいせつにする暮らし 「まったく年をとると……」 人間は泣くことができる 三つのサンクチュアリおわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
pulpo8
くちびる生肉
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