内容説明
貴族文化が咲きほこった平安時代だが、庶民の生活は追いはぎ・盗賊が横行し、災いや鬼や魔物たちにおびえながら暮らす、混沌の世界だった。『今昔物語集』には、武士・僧侶・農民といった、それまでの文学では無視されがちだった人々が主人公として登場し、人間ドラマを展開する。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
35
〈日本の古典を読む第二回:今昔物語集〉坊主から天狗までの滑稽な説話がたくさん。児童書だから読みやすくておススメ。 用語がちょっとした豆知識になって平安時代ぐらいの書を読むのに役立つ。2017/02/27
ヒラP@ehon.gohon
28
お話は面白いけれど、古文の世界はちょっと苦手だと言う人にうってつけの、飛び跳ねた超現代語訳の今昔物語です。 おまけに堅苦しい説教とは別に杉本さんのツッコミが楽しくて、いつの間にか読み終えてしまいました。 今昔物語というと、話も千を超えるとか。 知っている物語の杉本アレンジも楽しめましたが、始めて出会う話も多く、充実した1冊でした。2022/03/16
fu
23
水木しげるの大人向けマンガ今昔物語とうって変わって、こちらは杉本先生による古典の授業が味わえる。訳者による教訓と解説つき。子どもが読んでわかりやすように意訳が多い。2015/12/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
『授業で役立つブックトーク』 https://bookmeter.com/books/5540025 より備忘録。【国語 テーマ 古典の世界へ入門】たかこ→読みたい本を見つける図鑑 本をもっと楽しむ本④古典→ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 竹取物語(全)→日本の古典を読む⑮ 宇治拾遺物語・十訓抄→21世紀版少年少女古典文学館⑨ 今昔物語集→羅生門・鼻(羅生門 杜子春より)→源氏物語1 桐壺~賢木→百人一首大事典→100人の先生が選んだこども古典2020/08/07
まあやん
4
このシリーズで古典に親しもうと思っています。私にも読める。解説はへーっていう感じでおもしろかった。2016/02/19