内容説明
一見、愛想の良いふりをして、実は「ふつうに怖い」乗り物・観覧車に、高所恐怖症の漫画家が乗り歩いた。今は無き向ヶ丘遊園、日本最古の屋上式イン名古屋、浅草では逆回転に驚き、反時計回りに2時を過ぎたあたりでくらった横風に大量発汗した大阪。イラスト満載の戦車エッセイ集大成。(講談社文庫)
目次
九州最高峰を観覧する
さらば屋久島 さらば山ヒルよ
思い出の遊園地 少年時代の俺の鼻血
里芋パスタ説 そして北上市のアメリカよ
東京ドイツ村 腸詰めと白飯との架け橋
涙の航空祭!よその奥さんは箱の中
巨大王の威容!ああ外国のお父さんよ
新米パワー!夜の葛西で猫は後ずさる
さらばナイスバイク号!水中バレエは夢の彼方に
消えた観覧車 向ヶ丘遊園と鎌倉武士〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバメマン★こち亀読破中
13
「吉田自転車」「吉田電車」に続く吉田戦車の3部作?を遂に制覇(笑)高所恐怖症の著者が各地の観覧車に乗りに行く。一人では恥ずかしいので小学生の娘と一緒に…。彼の他の作品にも彼女は登場するけれど、感受性が豊かで、お父さんとの関係性も何だかいいんだよなぁ。暇な日曜日にその辺をプラプラ散歩しているような読み心地です。2024/06/13
shimaosa
13
kindleの合本のやつで。絵が話のシュールさに華を添える2015/02/11
アズル
13
解説の伊藤理佐さんがほほえましかったです。やはり戦車さんの文章に身悶えしてしまいます(笑)。2014/04/28
ひやしなむる
11
(再読)自転車→電車と来て次は観覧車か!ふつうに怖い乗り物・観覧車に、高所恐怖症の気がある筆者が乗りまくるという(謎のw)エッセイ。乗りまくると言っても自転車&電車に比べたらあんまり乗ってないけど。その分エッセイ色が強かった気が。そして相変わらずのギャグセンスに脱帽です。2010/11/22
ちくわん
8
著者は「かわうそ」でお馴染み「感染るんです。」の作者。県北・県南の違いはあれ同一県人で、かつ年齢も2つ違い。同じ高校に通ったことはないにはせよ「先輩」のように(勝手に)感じる。とは言え、そのプロフィールを知ったのは「感染るんです。」のず~っと後、10年ほど前だったような気がする。 さて、本書、「吉田戦車」→「吉田自転車」→「吉田電車」→「吉田観覧車」のシリーズ第3弾。東京、仙台と共通の記憶を持つためかなりノスタルジックになった。第1、第2弾も読んでみたい。2018/02/27
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