内容説明
師範学校を卒業したリジーは故郷へ向かう列車に揺られていた。長い旅も終わりに近づき、あと3時間もすれば我が家に帰れる。だが今、リジーの心を占めているのは一人の乗客のことだ。医師らしい男は親切にも子連れの女性の代わりに赤ん坊をなだめている。それを見てリジーの胸が疼いたとき、男と目が合った。その瞬間すさまじい地響きが起こり、列車が急停車した。雪崩に遭って脱線したのだ。吹雪のため助けを呼ぶこともできず、列車の中は急激に冷えこんでいく。不安が募るなか、二人は助けが来ることを信じて手を取りあった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
13
クリスマスに起こる運命の出会いと心温まる奇跡の話。クリスマスの奇跡、アメリカ人好きだよな。キリスト教文化を感じる。クリスマスに合わせて帰郷するヒロインの乗った列車が雪崩れに巻き込まれ脱線する。ヒロインは家族に会わせる為に男の友人を連れているが、乗り合わせた医師と目があって……。ほっこりする系。マッケトリックという一族のシリーズの一作らしい。1890年代のアメリカの牧場主の孫娘がヒロイン。ヒロインが子供時代の父や叔父の話が気になる。2021/05/31
くろうさぎ
2
薄いので、さくさくと読めました。マッケトリック家の話はイライラしちゃうことが多かったけど、これは大丈夫でした。2010/02/02
うさぎもち
1
わりとよかった。シリーズものだけどその部分の説明もあまり多くなく2010/06/21
yukko
0
kindle版にて再読。楽しく読めた。2014/08/22
りあ
0
他のシリーズは読んでいませんが、なかなか良かったです。2010/12/29