内容説明
インテリアデザイナーのジュードは、気弱な友人フレディに頼まれた。ジャズクラブの開店資金に彼名義の信託財産がぜひとも必要なので、財産を管理している兄のセザールを懐柔する手伝いをしてほしいと。弟を訪ねてきたスペイン人大富豪のセザールを見て、ジュードはフレディが兄を恐れるわけがわかったと思った。セザールには、近寄りがたく、人を凍りつかせる雰囲気がある。顔立ちは端整で魅力的だけれど、とても傲慢な人……。話し合いを終えて外に出ると、あたり一帯は雪に埋もれていた。ジュードはセザールの車で家まで送ってもらうことになるが、あとひと息というところで、車は突然動かなくなった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みろん
1
頼まれて男友達の兄を説得しようとするキャリアウーマンと、弟に財産目当ての女がつかないように目を光らせてる実業家とのロマンス。吹雪の夜に一軒家に閉じ込められたふたり。微妙に親密になっていく空気が良かったので、後半までそんなハッピーな雰囲気のままだったらもっと良かったかも…。2010/01/25
りりか
0
傲慢なヒーローに対しても、びくびく顔色を伺うことなく、言いたいことを伝えるタイプのヒロインに対し、内心の彼女へのこだわりを押し隠してクールに振舞うヒーローは、まさに水と油という感じ。でも、だからこそ気になって、惹かれあってしまう、そんな二人が歩み寄っていくラストは、できればもっとゆっくり、長く読みたかったかな。2012/01/23
葉月
0
Cの下の下2011/11/18
MOMO
0
あーーー・・・なんでしょう・・・笑っちゃうほど説得力がなさすぎなヒロインよね、ジュードちゃんって・・・第一に、もうじき25歳になろうかという男が、自分の新しい仕事の説明と、愛する人の紹介を一人できないのに、一人前の男として認めろといわれてもねぇ・・・無理よ!彼女がなんかしようとすればするほど、フェルナンド君が無能に見えてくる始末・・彼女の話って、どうでもいいおしゃべりばかりで、肝心な所は全部ごまかしてて、ちっとも内容がないのよ・2010/02/10
Mari
0
★★★★2010/02/02