ちくまプリマー新書<br> ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学

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ちくまプリマー新書
ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学

  • 著者名:西垣通【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 筑摩書房(2016/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480688255

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内容説明

現代はデジタルな情報がとびかう便利な情報社会である。にもかかわらず、精神的に疲れ、ウツな気分になるのはなぜか。悲鳴をあげているのは、リアルな「生命」そのものでないだろうか。人間の身体と心をやさしく包んでくれるITの未来を考える。

目次

第1章 ITが私を壊す?(私にとってのリアル デジタル・ニヒリズム)
第2章 生きることは創りだすこと(心と脳とコンピュータ 情報処理機械としての私 心はなぜ閉じているの?)
第3章 未来のネット(自由平等という落とし穴 タイプ3コンピュータとは)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大先生

6
私が求めていたのは、こういう本です。「生物と無生物のあいだ」からパクったような書名ですが、素晴らしい内容でした。メインテーマはこれからの情報社会の在り方ですが、「意識」や「心」も重要なテーマとなっています。中でも面白いのが、ジュリアン・ジェインズという米国の心理学者の仮説。自我意識が発生したのはBC1000年頃で、それまでは神々の声という右脳からの幻聴に従って行動していたのではないか?根拠は、ホメロスのイリアスに登場人物の喜怒哀楽や主観的言葉が出てこないから…。信じ難いように思えますが、あり得なくもない?2020/05/15

カイエ

5
思ってたのと違ったけれど(仮想現実をどう生きるかみたいな話かと思ってた)面白かった…のかな。面白いと難しいのあいだ。現代は左脳偏重で、でも人間は本来右脳のほうが重要で、人間を数値化したり機械と同じように扱うのは無理があり、身体感覚が大事なのである…ってこと? ごめんなさい、ちゃんと理解していません。腑に落ちないというか、どうしても脳中心で考えちゃうのだよな。要再読。2023/05/03

keint

5
学生時代に読んだ。中高生向けということもあり、著者の考え方が平易に示されていた印象がある。

霧凛

4
あたかも機械のように扱われる人間に、身体性の大切さを訴えかける本。…でよいのかしら?専門性が高い、もしくは概念的な話が多く理解できているのかは謎だけれども、人とAIなんていうホットな話題を考えるときに思い出したい本。2019/08/27

おおかみ

4
やや錯綜した印象は否めないが、ネット漬けの情報社会における閉塞感、疲弊感から脱するためには何が必要か、重要な記述は少なくない。オートポイエーシス理論が今後キーワードとなることは確かだろうし、今この本を読むことの価値は大きいと思う。2010/01/23

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