内容説明
渡邊守章、21世紀最新の評論集。能・バレエをはじめとする芸術へのまなざし、クローデルと切り結ぶ筆の一方でミシェル・フーコーと対話し、レヴィ=ストロースと往復書簡を交わす哲人の、縦横無尽な『知』の作業を集成する。巻末に浅田彰・松浦寿樹との鼎談を収録。
目次
プロローグ 「老後の初心」ということ
第1章 演劇作業における「古典」と「伝統」
第2章 『繻子の靴』の余白に
第3章 クローデルの徴の下に
第4章 「墓」あるいは「喪の献盃」
第5章 越境する思想、あるいは知の脱領域―異本『舞踏会の手帖』
第6章 病み上がり『パリ感覚』
エピローグ 鼎談:「折口信夫と越境する伝統―欲望と快楽の定位について」(浅田彰氏・松浦寿輝氏との鼎談)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
1
ミシェル・フーコーとの対話、レヴィ=ストロースとの往復書簡など、縦横無尽な「知」の作業を集成する。巻末に浅田彰・松浦寿輝との鼎談を収録。2010/02/18
メルセ・ひすい
1
13-9 赤12-32 東大名誉教授・・ 「意味以前」の大切さとは・・ 舞台芸術を含む論文含む・・ レヴィ=ストロース様の100歳の誕生祝いに薔薇を贈る。⇒直筆の礼状が・・! 執筆活動のまとめ。 「老後の初心」とは 関白二条・良基公-の句⇒★いづれさき 花と老・オイ・との 化・アダ・くらべ 1385年10月18日 近江の石山寺にて もう一句 ★月は山 風ぞしぐれに にほふ海 イイネエ 室町の代表的文人です。 黙って読むだけで教養が身につきますよ。 能・オペラをはじめとする芸術へのまなざし。・・・2010/02/20