内容説明
今東光、開高健、柴錬仕込みのワザとは? 「大物」たちをその気にさせた伝説の超処世術。見事なまでに他人を舞い上がらせる技術とは!? 元『週刊プレイボーイ』編集長による、自分の短所ですら武器に変えて、相手を自分のファンにしてしまう、究極の「人たらしコミュニケーション」の技術が満載!
目次
第1部 わたしはこうして「大物」と仲良くなった(塩野七生さん(作家)「勇者たれ、楽天家たれ、そしてムキになるな」
柴田錬三郎さん(作家)「燃えるような情念こそが、人を感動させ、動かせる」
今東光さん(作家)「素敵な親友をつくるには、自分が素敵な親友になってやれ」
開高健さん(作家)「右足で一歩一歩歩きつつ、左足で飛べ」
福原義春さん(資生堂名誉会長)「文通によって、さらに友情は深まっていく」)
第2部 こうすれば誰とでも仲良くなれる(初対面の作法―相手の心を開かせるマスターキーがある 継続させる作法―単なる出会いで終わらせないために 一線を越えない作法―ひとつ距離のとり方を間違えると、大変なことになる 開き上手の作法―「九割聞いて一割話す」でちょうどいい 甘える作法―長蛇の列に並んで待つような生き方は好きじゃない 手紙の作法―下手な字でも相手の心を動かすことはできる じかあたりの作法―こちらから仕掛ける「人生の出会い」が重要だ 馴染みになる作法―三回で自分の店にしてしまう技術を教えて差しあげよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
81
本が好きな人はあまりこの手のタイトルを好まないとおもう。集英社の編集者、編集長である著者の時代を代表する作家たちとのやりとりは必見である。柴田錬三郎、開高健、塩野七生好きにはたまらないのではないか、この時代に詳しい人にお勧めの一冊。2017/07/11
lonesome
10
古本屋である作家の新書を見るとページがたくさん折られてることがよくある。この本は図書館で借りたからそうは出来ないので代わりに手製の付箋を挟んでみた。なるほど確かにえこひいきされてると感じるのは自分も相手に対してえこひいきしているからだなと思う。島地さんが人生の師と仰ぐ人の言葉が紹介されていてそれがよい。―森羅万象に多情多恨たれ。(開高健)―失望するなかれ。(今東光) 「情熱こそロックされた人の心の鍵を開かせるマスターキーである。」(p.171)2013/12/21
Humbaba
4
えこひいきという言葉は,マイナスのイメージが付いた言葉である.しかし,それの何が行けないのだろうか.相手に好きになってもらって,ひいきにしてもらう.そうなるために努力して,相手のために行動することは,むしろ賞賛される生き方と言えるかもしれない.2010/12/20
らる
2
人生において重要なことは、上質な脳みそに裏打ちされたえこひいき/知性では、感心はさせられても、感動はさせられない。燃えるような情熱が人を感動させ、人を動かす/素敵な友が欲しいなら、まず君から素敵な友になってやること/人生はえこひいきされないと愉しくない。『平等に扱われて何が人生だ』/挨拶は先手必勝/手紙は神爆弾。相手の心に忍び込み、爆発する。/「じかあたり」が大事。人と付き合うとは、いかに互いにムダな時間をもつか。痛みをわかちあってこそ、友情は育まれる/人生はブーメラン。やったことが返ってくる2022/02/26
阪本 智和
2
この本読んで、著者に惚れてしもたわ。2017/10/19