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内容説明
楽天を変えた「勝利の兵法書」待望の文庫版を電子化。
創立5年目にして、楽天球団をクライマックスシリーズへと導き、その指導力をあらためて証明してみせた野村克也。
選手・監督として50年にわたる球界生活で得た原理原則を綴った伝説のメモ。そこにあったのは、「配球の原点」 「スコアラーからのデータ利用法」「役目を確認させる打撃指導」「弱者の戦法」といった知将ならではの野球理論、 そして「人づくりのポイント」「指揮官・リーダーの心構え」「機能する組織のあり方」など、上司としての管理術の数々だった。
大ベストセラーとなった“球界のバイブル”、待望の文庫版を電子化。リーダーで人と組織はこれほど変わる――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
312
この本を読むと今までの著者の野球論がすべて詰まっていたように思った。確かに現役時代に考えて野球していない選手と言われる人はいずれも引退して消えていったように感じる。逆に考えて野球している人は指導者になっても、コメンテーターでも解説出来るんだろうなと思った。2016/06/26
うっすだんな
60
プロ野球の魅力、面白さ、奥深さを改めて教えてもらえました。もう一歩踏み込んで野球を見てみよう。いい言葉も教わりました。「心が変われば態度が変わる」「態度が変われば行動が変わる」「行動が変われば習慣が変わる」「習慣が変われば人格が変わる」「人格が変われば運命が変わる」「運命が変われば人生が変わる」。“人間3人の友をもて” 原理原則を教えてくれる人、師と仰ぐ人、直言してくれる人。また、意識改革とか組織とか人づくりとか、いろいろと勉強になる本でした。 野村監督って、やっぱりすごい人でしたよね。2020/07/16
金吾
46
他のノムさんの本とあまり変わらないように感じますが、野球が好きでたまらないということがよく伝わります。また野球を通じた人間成長を図る部分もいいです。自慢やボヤキはご愛敬です。2021/12/16
舟江
45
「プロ野球怪物伝」よりは、ずーと面白かった。中には???のものもあったが、面白さの方が上回っていた。娯楽本なので、面白くなければ意味がない。その面では、最低限はクリアしていると思う。2020/03/10
thee birdmen
40
追悼の気持ちも込めて読みました。野球の奥深さは当然のことながら、人を育てることの大切さと難しさ、その方法が論理的に書かれています。ビジネス書としても普遍的なメッセージが含まれていて、15年前の本とは思えないクオリティです。 ブレない基準を持つリーダーは組織に好循環を生むということがよく理解できました。経験を積むことと常に考えるとこを意識的に繰り返していこうと思います。2020/03/15