内容説明
マサカリ兆治こと村田兆治は還暦を迎える。しかし、彼は60歳を迎えてもなおストレート140キロ越えの挑戦への期待がかかる。なぜ、彼は衰えないのか。なぜ、彼は挑戦し続けるのか。その原点は、人気のない時代のパ・リーグで投げ続けたという自負だった。還暦世代の希望の星である著者が、本物のエースや四番など、「本物」について綴った勇気のでる1冊。
目次
序章 いくつになっても人生に引退はない!
1章 人気のないパ・リーグで学んだこと
2章 大声援の中で投げたい夢が叶った!
3章 長く活躍できる本物のエースとは
4章 エースが認める真の四番打者
5章 選手に信頼される選手のこだわり
終章 体を維持して元気にすごすために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
52
先日自宅の火災で亡くなった元プロ野球選手の村田兆治さん。この本は還暦前の2009年11月発刊、60歳で140キロのストレートを投げることを目標にしてきた村田さんの、半生の振り返りとこれからのなすべきことをを綴った一冊。長く活躍できる本物のエースとは、エースが認める真の四番打者、選手に信頼される選手のこだわりなどを紹介。晩年はライフワークとして、離島の子供たちに野球の楽しさを伝えることに情熱を燃やした村田さん、その真摯な思いに敬意を表するとともに、あらためてご冥福をお祈りいたします。2023/04/09
SU
2
村田さんの現在のトレーニング方法、身体のメンテナンス方法が知りたくて読んだが、そのへんの記述は少ない。しかし、エース論、四番論、そしてプロ論は素晴らしく、心に響きました。引退後も、夢を与える存在でいようとする気概に感銘を受けました。2013/01/04
kinjiro
1
「還暦力」というタイトルは当時の流行りなのか、安直な気がします。 内容もプロ野球選手時代のこだわりに主眼を置いて書かれていたと。 ただ、プロとしてのこだわり、哲学を感じました。 努力を惜しまないことの大切さを繰り返し伝えてくれます。 先日読んだ松井選手の著書と比べるとレベルが高い感じがします。(プロの手が加わっているような・・・。ただ、本に書かれている思いは、ご本人の人生経験の産物だと思いたいです。)2012/12/09
りゅうへい
1
人生2勝1敗、0勝0負の人生はつまらない。2009/12/31