亡国の中学受験 - 公立不信ビジネスの実態

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亡国の中学受験 - 公立不信ビジネスの実態

  • 著者名:瀬川松子
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 光文社(2014/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334035358
  • NDC分類:376.8

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内容説明

理解不能な授業、放置されるいじめ、退学勧告、隠される不祥事、裏口入学に青田刈り――。公立不信をあおる受験産業と結託した、私立中高一貫校の実態を白日の下にさらす。

目次

序章 何やらおかしなことになっている
第1章 そのアドバイスを疑え!―中学受験を勧めるために中学受験を勧める言葉たち
第2章 「教育」は教育のためとは限らない―少子化時代のパイの奪い合い
第3章 学校は子どものためとは限らない―受験終了組が語る私立中高一貫校落胆エピソード集
第4章 語られない中学受験のデメリット―「開成合格→東大」の対極にあるもの
終章 中学受験ブームの歴史的現在から何を学ぶか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つたじゅん

8
乗りかかった船からひとり飛び降りるのは勇気がいることだけど、必要な時もある。私立中高一貫校絶賛の風潮にも疑問を呈していくべきなのだな。2012/03/06

みんと

8
中学受験人口が毎年増え続ける中で、受験する意味をもう一度確かめてみる。公立は荒れているというが、では、私立だったらいじめや学校崩壊は避けられるのかといえば、そんなことはないそうだ。勉強面でも、ケアの度合いが違い、大学付属校ならではの先取り授業も魅力だという話をよく聞くが、実際、塾に通わずに、上位でいるのは至難の業らしい。落ちこぼれて、学校を去らなければいけなくなった例も少なくはないそうだ。そう考えると、わが子の受験に関しても不安になる。2010/09/06

たこやき

8
「ダメな公立」「良い私立」の二分論で語られる私立と公立。しかし、それは本当なのか? 比較の問題点から、その背景。そして、私立に入った生徒や親の言葉。二分論で語る話は、基本的に眉唾モノだと思っていたが、受験などでも同様の構造があると思い知らされる。ただ、この「ダメな公立」については、教育を語る政治家とか、そういう形のところにも見られることのように感じる。2010/07/04

Sayaka

6
『二月の勝者』の参考文献にあったので読んでみた。公立不信を煽るビジネス。教育界でのビジネスであって教育ではない。どこにも忖度してない内容で、冷静に考えるきっかけにも。それにしても関東と関西で事情が違う(こちらは公立高校がめっちゃ優秀なので是が日でも私学みたいなノリは無い)のでイマイチピンと来ない。2020/02/27

がっち

5
地域で話が異なる話でもあるなぁと感じる。特に地方では公立が良いと考えられるし、私立なんてあまり希望しない。しかし塾にしても、学校にしても、地域格差や、経済格差があるのはどうしたものか。それがちょうど循環して経済格差になっていくし、問題だと個人的には思う。2013/06/03

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