内容説明
カステルマーレ公国王女レジーナには、少女のころから思いを寄せる男性がいた。宮殿専属の庭師の息子で、今は獣医となったディゾだ。ディゾは厳格な階級意識に縛られた父の言いつけに従い、レジーナとの距離を慎重に保っている。しかし、レジーナは自分の気持ちを抑えられなかった。ペドロサ国王ニコラスとの婚礼が迫った今、彼女は一大決心をした。ディゾが滞在するサルディニアに行こう。誰にもじゃまされず、彼と一夜を過ごすために。■ハーレクイン・イマージュの人気作家レベッカ・ウインターズが綴る王室をめぐる物語。第一話でヒーローを務めた皇太子の妹レジーナが登場します。王女ゆえの苦悩に満ちた、その恋のゆくえは……？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
24
再読。他の人に目もくれないほど愛し合っているのに離れている方が相手のためと思い込み、間違った方向へ突き進むヒロイン&ヒーロー。どっちも浮ついたところがなく誠実で大真面目なので、なかなか甘々な展開にならず。でも結構好き。2017/03/09
糸車
19
森素子さんのコミックとほぼ同時に読んだ。一国のプリンセスと庭師の息子（獣医）という身分違いの恋。愛し合っているヒーローとヒロインが皮肉なやり取りを繰り返すことが多くて仲いい描写が少なすぎない？こちらとしてはいちゃいちゃする幸せな描写があるほうが嬉しいんだけど。小説のヒロインよりコミックのヒロインのほうがヒーローに対して素直な感じがして好感が持てる。とはいえ前作の主人公の兄夫妻が幸せな結婚生活を送っていて、妹にも幸せになってほしいとこっそり暗躍しているあたりや甘々なエピローグで満足♪お兄ちゃん、苦労性ね。2016/02/16
akiyuki_1717
1
身分違いの両想いが基本なんだけど、イマージュにしてはちょっとドロドロしすぎてるし、ヒーローが二人でいると優位に立って話したがる割には行動が引けてる感じで、物足りなかった。2013/09/14
こえん
1
他国の王との婚約が整っている王女のヒロインと、獣医のヒーロー。身分違いだけど、相思相愛のH/H…なので、あっさりうまくいくのかと思いきや、それぞれが何だか妙な思い込みをなかなか捨てないものだから、遠回りをするというお話だった。もう一山欲しかったなぁ。2011/02/28
みろん
1
よその国の国王との婚約が決まっている王女と、王宮専属の庭師の息子で獣医との身分違いロマンス。メロメロなんだけどヒーローの態度がハッキリしないせいで、ヒロインがいろいろ考えすぎた感じ。悪くはないけど、物足りなさもあるお話。2009/12/31
