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内容説明
市民マラソン大会に出ると、30km過ぎから歩いてしまったり、あるいはスピードがガクンと落ちてしまう人がとても多い。みなさん、「毎日5km走っていた」など練習熱心な人が少なくないのだが、ではなぜ走れなくなってしまうのか? その理由は、毎日走っているだけではマラソンの練習になっていないから――。本書では、このマラソン用の練習を説いていく。初めて走ろうと考えている人から、将来フルマラソンを走ってみたいと思っているジョガー、そして3時間台での完走を目標にしているランナーまで、段階的に伝授。金メダリストたちの練習法も初公開する。
目次
第1章 走るための準備を整える―まずは「ゆっくり走る」ことから(走れる体をつくる;走れる脚をつくる ほか)
第2章 脚と心肺に負荷をかける―「速く」走るために(負荷をかけたトレーニング;フォーム ほか)
第3章 レース出場に向けた練習メニューづくり―「長い距離」を走りぬくために(スピードトレーニング;練習スケジュールを組む)
第4章 メダリストたちのコンディショニング―フルマラソンを「もっと速く」走るために
第5章 マラソン大会を走る―レースの流れを知る(レースの走り方;アクシデントの予防&対応 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
388
最近ジョギングを始めて、続きそうなので今度はタイムを縮めたいと思っていた時に発見して読んでみた。さすがにフルマラソンはまだまだ厳しいが10キロマラソンで50分切るくらいにはなりたい。しかし週3で10キロずつ走っても全くタイムが縮まらなくなりどうしたものかと思っていたが、この本を読んで納得。速くなるには負荷をかけなければならない。言われてみれば当たり前の事だが、もともと運動嫌いな私は心のどこかでその結論を避けていた。ちょっとだけ頑張ってみようと思うが、真剣になると読書の時間は確実に減るだろう…。2017/10/23
むーちゃん
121
小出監督書籍二冊目。 順番が逆になった感はありますが、Qちゃんのエピソード等織り混ぜて分りやすく解説してあります。全部はまねできませんが、自分なりにアレンジして実践していきたい。2020/04/16
抹茶モナカ
64
高橋尚子選手のコーチとして有名な小出監督のマラソン指南本。自分を追い込む練習の必要性、脚を作る事等を軸に、フルマラソン完走までの練習メニューを紹介。糖尿病予備群と診断されたので、運動しようかなぁ、と読んでみましたが、もう少し健康な人の読む本でした。でも、自分を追い込むのには憧れました。2015/05/30
こばきよ
44
今度は小出監督。ただのジョギングを続けるのではなくて、自分の限界を高めるために、スピードを高める、坂道を使うなどの負荷を増した練習をしていくことが必要であるということ。高橋尚子選手を代表として、一流選手を育てた説得力ある。フォームは背筋をまっすぐ、一直線上を進む足跡、というようなところはちょくちょく思い出したい。しばらくしたら、再確認のために、また再読したい。2013/09/21
B-Beat
42
☆題名通り「毎日走っても完走できない」マラソンの距離を走破するための具体的な練習法について。著者が育てた著名ランナーの例も交えてわかりやすく。金哲彦さんの本ほどフォームに拘りはないけれど一流選手の育成を任された経歴からか「強化」がより強調された内容だったろうか。いずれにしてもこの手の本から自分にとってそのまま流用できる方法を探し求めるのではなく、基本の考え方というか原則というか、押さえるべきものをしっかりと把握して、後は自分自身の感覚、実感を信じて具体的に着実に実行あるのみだろう。2014/09/29