内容説明
空気売り、役物頼み、品質管理の遅れ――失敗を繰り返さず、真の「国産材時代」を迎えるために参考となる、最適の書籍です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gotomegu
5
国産材の下流を知りたくて読んだ。いやー、昔はひどかったんだね。売り惜しみ(商品はあるのに値段をつりあげるためにすぐに売らない)や、空気売り(本来だったら角が出ている柱材を径の小さい丸太で挽く)など、やりたい放題。昔は民度が低かったのね。それにお灸を据えるかのように外材輸入開始。乾燥していないから狂いが出る。安定して強い集成材。今は地産地消のムーブメントもあって、国産の板材が売れているとか。昔は焼き畑育林でコストがかからなかったとか、知らない話もあって勉強になった。2019/09/02
ゼロ投資大学
1
日本の国産木材は品質も良く値段もそこまで高くないが、外国木材の勢いに押されてしまっている。国産材が抱える数々の問題点を浮き彫りにし、国産材が広く利用されるようにするためにはどうすればいいのかを考察している。2021/12/17
yekcat
1
輸入材が『価格以外の面で』どのような優位性を持ち、その進出が業界にどのような影響を与え、実際にどのような対応が行われたのか?このことについて、製材業者と卸売市場に特に注目して論じている。定量的なデータを元に論じており説得力は高い。広く読まれるべき一冊・・・と言いたいが、専門用語が多く、門外漢にはやや敷居が高いかもしれない。2010/06/19
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