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内容説明
100年に1度といわれるグローバル経済ルールの激変と、大恐慌とも言うべき世界的な経済後退の中で、大企業が進むべき道は、右なのか左なのか。間違ったほうを選べば「会社は死ぬ」。正しいほうを選べば会社は生き残るばかりか、さらなる成長のチャンスともなる。企業の生死を分ける要因は一体なんなのか。元BCG(ボストンコンサルティンググループ)NO.1アナリストが決定的診断を下す!
目次
第1章 サブプライムショックでトヨタは社員をリストラしている場合か(迫り来る「死」の恐怖;販売不振は予測できたか ほか)
第2章 なぜエコでない経済政策が必要なのか(逆風の中の勝ち組、ユニクロ;マクドナルドの同質化戦略 ほか)
第3章 ウォルマート・エフェクトとセブン‐イレブン・エフェクト(もう一つのリーバイス;低価格ブランドは成功した? ほか)
第4章 サービス業に明日はあるか(価格を下げると需要が増えるのは?;映画はもっと安くできる ほか)
第5章 経済が上向くために必要なこと(経済成長がすべてを癒す;小泉改革では「分配」に目をつぶった ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
27
”弾力性”。⊿p/pと⊿q/qを事例ですっきり描く。出版から5年の歳月。実例が論理を裏付けている気がする・・・。為替を踏まえた海外マネーと共に、全体の±を計る。7-11に”重サービス業”。付加価値から生み出すお金の流れは、昨今の常識。但し、付加価値の”深さ”に変化。一方、「欲望が経済を牽引!」は学術的に正解かもしれないが、感情的にどこか引っかかる論理展開。私が単に貧乏性だからかな・・・。(汗)2014/10/09
hk
19
長短の所得弾性値と価格弾性値という概念をもちいて大手企業の戦略を分析していく。値下げか、値上げか?。人員削減か?現状維持か?。大きな岐路に差し掛かった企業の正答はどちらなのか。経済学に疎いものにも解りやすい解説は好感がもてる。リーマンショックからおよそ1年経過した2009年夏に脱稿された書籍だが、目下においても得るものはある。「ウォルマートエフェクト」「セブンイレブンエフェクト」「貧者に対する割り増し」「高齢に対する割り増し」「重サービス産業への移行と輸出が日本企業の生命線」など示唆に富む内容だ。2018/09/01
ただの晴れ女
5
短期の不況で買い控えられるもの、長期的に買いひかえられるものと所得弾力性能の話が興味深かった。 コンビニエンスストア 値下げ せずに成功した事例 なのね… 高齢者向けのビジネス はまだ ありそうだ。 2024/10/19
めぐりん
1
コロナ前の本ながら、いまだに妥当する提言。労働集約的な軽サービス業から資本投下を通じたノウハウを伴った重サービス業を通じて顧客を資産化する。2025/06/05
Tom Zacky
1
読み物としておもしろい。2011/07/31