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内容説明
国語の時間、「ふ・ゆ・や・す・み」の文字を、一文字ずつ頭につけて文章をつくる、ことば遊びの勉強をした。冬休みに「詩」をつくる宿題をだすから、そのための練習だって。北森先生、また文集をつくるみたい。冬休みに入って、ずっと考えていたけど、ひとつも「詩」できんかった。ほんまは今日ひとつできたけど、母ちゃんが激怒して、ボツや。けっこうおもしろいと思ったけど……。次の日、「詩」の材料がおちてるかもしれないからって、母ちゃんと一緒に買い物に行くことになった。ぼくは、商店街で見たまま感じたままを書いてみたけど、家族のみんなは、どれもいまいちだって。ついに冬休みも今日で終わり。のんびり一日かけて考えようと思ってたら、朝からファンヒーターがこわれてしまった。父ちゃんとふたりで電気屋に行く途中、ついに、いい「詩」を思いついた！素直でユーモラスな詩が笑いを誘う、愉快な幼年童話。詩をつくる楽しさが伝わります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
36
冬休みの詩の宿題に苦戦するつよし。日常のささいな気付きを言葉にしていくけれど、どれもいまいちな様子(お母さんと八百屋さんとのやりとりを書いた『ええのんか』結構好きだけどな〰️)。最後まさかのきゅんきゅんするやつ！これはテンポもよくて面白いので詩を学び始める低学年さんにオススメしたい。2020/11/16
ミーコ
15
課題図書っほくない一冊。つよし君、詩を書くセンスある様ですね2022/07/16
junkty@灯れ松明の火
14
小学二年生の息子が読書感想文が書けずに悩んでたので読んでみた。声に出して音読してみた。日常の生活を素直に詩で表現する、つよし君が最高です。飾らない文章に肩の力が抜けて、顔が自然と緩んじゃいます。息子の読書感想文にも詩を入れたら？ってアドバイスしちゃいました。勿論、詩を書かせたいだけなのは秘密です♪ちなみに詩の部分は絶対音読して下さい！その方が心のトゲトゲに効果あり。課題図書でこんなに良い本に出会えてホント〜に良かった！2010/08/15
玲と建
13
【小２娘】みさきがあんなところで「つよしくんもすき。」なんていってはずかしくないのかなとおもった。【母】とてもほほえましい本。娘はつよし君の詩を覚えてお風呂で暗唱し自分で笑っていました。ものすごく気に入った様子で自分でも詩を書き始めました。いつまで続くかな。2011/05/01
縞子
12
「詩ってなに？」俳句に続き、詩を知らなかった息子に。このシリーズはホントに読んでいて大人も子供も楽しめる。つよしくんの詩、いい味出してる！息子も大ウケ。2022/02/06
