「年収6割でも週休4日」という生き方

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「年収6割でも週休4日」という生き方

  • 著者名:ビル・トッテン【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 小学館(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093878746

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内容説明

経営者の最大の責務は、社員の生活を守ることです。

石油に依存したグローバル経済はいずれ破綻し、日本経済も大幅に縮小する時代がやって来ます。そのときわれわれはどう生きるべきでしょうか。
IT企業の経営者でもある著者は、古き良き日本の経営哲学を学びました。「経営者の最大の責務は、社員とその家族の生活を守ること」という信念のもと、たとえ業績が悪化しても、ひとりもリストラしないと全社員に約束しました。
 最悪の場合は、社員と経営者の年収を6割まで減らすことも同時に言明しています。
 しかし給料とは労働の対価です。一方的に減らすのは公正ではありません。そこで週休四日まで勤務時間を減らすことを提案しています。
 こうして生まれた時間を使って、社員が自給自足的生活に移ることを著者は奨励し、その準備を支援しています。自らも石油に頼らずに自立する生活を始めています。
 これは一企業のあり方にとどまりません。日本人が、これからの生き方を考えるときに、ひとつのモデルとなる考え方です。
最後に日本が米国のカジノ経済から脱却しない限り、壊滅的な損害を受けることを指摘し、すぐにでもできる4つの経済政策を緊急提言しています。

目次

第1章 六割経済社会がやってくる(日本の古きよき企業経営に学ぶ IT企業の未来に備えた試み 幸せになるトッテン流生活術)
第2章 脱カジノ経済四つの提言(危機をもたらしたのは誰だ グローバル経済の落とし穴 脱カジノ経済四つの提言)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ☆

31
仕事量を減らして、ゆるく生きようみたいな本かと思ったら、反米の考えを持つ表紙の社長の熱い本だった。日本の経済が4割減になったら、仕事の時間も4割減らし、空いた時間で、農業や裁縫、日曜大工で質素な生活の勧め。世界幸福度ランキングでは、日本は43位。人と違ってもいい、自分が幸せだと感じることをしよう。一人でも幸せランキング上げてみようと思う。2014/11/14

つね

15
スローライフの本かと思いましたが、実体のない経済ゲームに異議を唱える一人の経営者の熱い主張の本でした。大量生産、大量消費、顔の見えない相手に支払う代金・・・誰もが違和感を持っているのではないでしょうか。気づきの一冊でした。ダウンシフターズに通じる。私は好きです。 2015/09/22

15
円高の時に書かれたので現在とは多少異なる内容もあり。前半は経営、生き方を、後半は日本経済、日本政府を批判した内容。どの机を使っても良い「フリーアドレス制」はうちも真似させたい。週休3日にしたら仕事量も減った分、給与も削減と従業員からの話とのこと。自分の周りには権利ばかり張り上げて、このような考えを提示する人が今の会社にはいない、、、(T_T)  政府紙幣発行の案は結構賛成です。消費税あげんと、別の方法を模索してほしいものです。2014/11/04

WATA

14
ゆるく生きるための本かと思ったら違った。表紙のおじさんが熱く主張する本だった。前半はこの社長さんの生き方講義。社員を大切にする経営方針や、環境負荷を減らした生き方の実践録など。後半はうってかわって、日本政府への政策提案の章で、いきすぎた金融経済を規制すべきという内容が書かれている。本全体としては、話題にまとまりの無い印象だった。どちらか片方の内容にして、見合ったタイトルをつければいいのに。2014/01/09

baboocon

14
何だか色々とツッコミたくなる本だった。タイトルに期待して読んだけれど、著者の会社が実際に年収6割・週休4日を実践しているわけではなく、あくまでその可能性に備えて週休3日を始めた段階。また日本の古きよき企業経営を崇拝しそれに学ぶといっているけれど、当時と今とではまるで状況が違うのでは…。後半は米国を中心とした「カジノ経済」批判とそれに対する提言だけど、書いていることは必ずしも間違いじゃないにせよ、日本の経済の沈降を全てその所為にするのは無理があるのでは…など。2011/07/10

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