内容説明
皆さんは軍隊組織やそこでの生活を、たいへんストレスフルなものだと思っていないだろうか。訓練はハードで、妥協は許されない。確かにストレスだと感じる部分も多いかもしれない。ところが自衛隊での生活は、慣れてしまえばそれほどいやなものではない。それどころか、皆さんがストレスフルだと感じるこのような環境は、軍隊組織が戦場という強いストレス環境の中で編みだした、非常に有効なストレス対処法なのである。
目次
はじめに
第一章 過度な自由が人を不安にする
自由がストレスを生む!?
不快感情の苦
エネルギー苦
「選択」と「不安」が私たちを消耗させる
エネルギーを消耗させるのは、頭脳労働
選択と感情の関係
過度な自由は日本人を不安にする
プチ束縛のすすめ
「退屈」は耐え難いストレス
ニートや引きこもりのジレンマ
現代人にとっての強敵、エネルギー苦
自衛官もエネルギー苦と戦う
1・3・6・12ルール
厳しい規則がストレスを緩和している!?
40回400回の原則
どうして人を殺してはい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
40
自衛隊でメンタルヘルスを担当している著者の本。特殊な状況に置かれる軍隊・自衛隊での隊員のストレスにどのように対応しているのか、一般人との違いや応用などを語る。束縛すること、命令をただ実行することで無駄な神経を使わせなずに、任務を遂行させるのだという。リーダーシップの反対のフォロワーシップ(命令を受ける側の心構え)など、なかなか良いこと書かれていて、一般人にも応用できる。まあ、あとは実践だが……2016/06/02
りえぞう
7
下園さんの本は、なぜか腑に落ちる点が多い。鬱に陥るプロセスなど、現代社会と実地体験を照らし合わせて書かれているせいかもしれない。でも「軍隊式・超ストレスコントロール術」ってほどの「術」は書いてなかったのが残念かなー。今更自衛隊に入るわけにはいかないし。2011/01/16
珈琲好き
5
過度な自由は人間を不幸にする。工夫された不自由は人間を幸福にする。2016/09/10
suzuki
4
本書は、自由すぎることはストレスになるので、ある程度社会の型にはまってみよう、と説く。 たしかに、勉強とかトレーニングで、自己流で手法にも責任を負うよりも、既存フレームワークを活用し、自分に合った、合わなかった、と考えた方が気が楽である。 ストレスを与えない指示方法など、参考になった。2022/09/18
hinotake0117
2
自衛隊にてメンタルのフォローを担当されてきた氏によるそんな集団生活が逆説的にメンタルの安定を生むという論。 選択肢の多すぎは逆にストレス。 物事にシンプルにあたるきっかけともなる1冊では。2022/12/22
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