ギリシア悲劇ノート

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ギリシア悲劇ノート

  • 著者名:丹下和彦【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 白水社(2013/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784560080283

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内容説明

機械仕掛けの神とは何か? 作家の不幸な人生が傑作を生み出したのか? 舞台に出られる俳優は三人だけ? お祭りの演劇コンクールで競い合った?――古典文学の隠れた魅力を逍遙する。

目次

第1章 素材の競合と独自性
第2章 合唱隊は俳優か
第3章 嘘を吐く神
第4章 「神様を出せ!」
第5章 喜劇になり損ねた話
第6章 もの言わぬ俳優もしくは雄弁なる沈黙
第7章 脇役登場
第8章 イオカステはいつ知ったか
第9章 てんでんばらばら
第10章 「女嫌い」エウリピデス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

25
おもしろかった!ギリシア悲劇に興味がある人にはかなりオススメ。当時の演劇事情や各作者の略歴・特徴、作品から垣間見えるギリシアの風俗などがコンパクトにまとめられ、これを読んでから改めてギリシア悲劇を読むのが楽しみになる。2021/02/14

2
ギリシア悲劇が舞台で公開された当時、どのように観衆に受け止められたのかを論じたエッセイ集。ギリシア悲劇舞台は、当時は観客の感情に訴えかけ直接的に受け取らせていたに違いなく、悲劇を後学の知識で読み解くのはナンセンスだと、肩肘張らずに著者の印象に残っている部分を拾っていく方法で論が進められる。敷居が高いギリシア悲劇もこうして当時の観客の立場から、実際に舞台を観るようにして鑑賞することで、より身近で親しみの籠った作品であると認識できる。少々作者のクセが出過ぎな気もするが、一味変わった観点が面白い。2011/09/29

てり

0
ギリシア悲劇を紹介する読み物。作品解釈などの本格的なものとは少し違う、ちょっと視点を変えて色々な面白味のあるポイントを紹介。ギリシア悲劇に詳しくなくても面白く読めて満足。2022/11/06

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