内容説明
アレグラは病院で麻酔科医として忙しく働くなか、彼女独自の研究を日々、進めている。マッサージや音楽、霊気、ハーブの香りなどを利用して、昏睡状態にある患者を覚醒させるプロジェクトだ。ところが集中治療外傷部の新任部長ジョエルから、君がしているのは科学的な研究ではない、と決めつけられ、一カ月で成果を出せなければ研究を打ち切るよう、宣告される。しかも、病院の最高経営責任者とのあらぬ仲まで疑って……。素顔の彼は評判どおりの魅力的な男性なのに。そんな折、昏睡状態の少年が入院し、二人は新たな緊張関係に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまた
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頭でっかちで人生経験に乏しい印象の主人公。あまり好きなタイプではない。ジョエルの言う事には深く納得できたが主人公の底の浅さと根拠のない自信満々さが釈然としなかった。殺人事件に焦点を当てるなら夫が登場した時点でほぼ筋が読めてしまうし、恋愛に焦点を当てるなら心理描写に欠けるうえ最後の展開が唐突過ぎる。医学措置を書き連ねる事に心血を注いだせいで全てが中途半端になった印象。2015/03/26
くろうさぎ
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今までに読んだミルバーンの作品とは、全然種類が違う作品だった。ちょっとびっくり。2011/01/17
Mari
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★★☆2010/01/21
MOMO
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サスペンスじみた事件が絡んだ医療従事者たちのロマンスで、なんかこのページ数に無理やりまとめた感があって、ちょっともったいない気も・・・。あと１００ページほどあったほうが面白かったかも・・・2009/12/21
みろん
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自身の研究に力を注ぐ麻酔医と、そのプロジェクトを打ち切ろうとする新上司とのロマンス。意外にもサスペンスチックなドクターものなお話。医療現場の描写も高度だし、ロマンス度もまずまず。心理描写も悪くないし、なかなかレベルが高いと思えたお話。2009/12/08
