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内容説明
人間の心理は本人の意図に反して不幸を選ばせることがある。――「中年になってもジーパンをはく」「人に親切にする」。それが不幸につながるのはなぜなのか? 人間の心理というものは、人生の足をひっぱることもある。日常の行動に潜む自分の心理傾向や他人の心理を知ることで、そんな不幸は回避できる。心理実験や研究を紹介しながら、人生に役立つ心理学の知識を解説。
目次
第1章 不幸を招く意外な法則(ジーパンをはく中年は幸せになれない;正論を言いだすとモラルが低下する;親切にしすぎると仕返しされる ほか)
第2章 あえて不幸な選択をする心理の仕組み(大切な仕事の前日ほど深酒がしたくなる;チャンスをライバルにゆずってしまう;成功を捨てて確実に失敗する仕事を選ぶ ほか)
第3章 環境に影響されて不幸に導かれる(みんなで考えると間違える;人数が増えると手抜きをしてしまう;95%の看護師が危険な薬を投与してしまう ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
52
タイトルの内容は最初の方にちょこっとだけ。心理学の本でした。親切にし過ぎると仕返しされるとか、「あえて不幸な選択をする心理の仕組み」は思い当たる所が多く、納得できました。自尊心が幸せの妨げになっているのかも。2013/10/30
トダ―・オートマタ
9
最初のジーパンの部分はこじつけっぽいが、 それ以外のものは個人的に納得した。 自分も本書に書いているような心理的な状態になるということを 考えて行動をしたほうがいいと思った。 集団は危険な結論を出すというのは個人的驚いた。 2012/03/19
だいすけ
6
タイトルにひかれて購入。心理学の知見は面白い。2018/07/22
lop
4
これいい本でしたが、タイトルで損してます。 モラルレベルや心理的な考え方は凄くためになるので読んだ方がいい。 このタイトルだと中年でジーパンはいてる人しか読まなそう。 自分も買っては見たもののずっと積んでました。2020/12/27
ひだまりさん
4
夢がもう一歩で叶うって時に、全てを投げ出してしまう。ライバルにチャンスを与えて成功させてしまう。いつも1番目でなく2番目に好きなものを選択してしまう。などなど、なぜか自分で自分の足を引っ張ってしまう人間の心理を解説した一冊。2015/03/08