内容説明
どの国にも、誇れるような事がある反面、恥ずかしくなるような事もある。でもそれは、外からの視点がないと、なかなか気付かない。姫路出身でイギリス生活25年の著者が語るのは、日常の中で感じてきた日本とイギリスへの様々な思い。日本の電車の清潔さと時刻の正確さを褒め、デパートの商品の豊富さに感嘆する。一方、街の景観の汚さに呆れ、日本の政治家に憤る。イタリアの友人との日本旅行を中心に、海外から見た日本と、日本人が見たイギリスが良く分かる、辛口エッセイ。
目次
イギリスでの歳月(英国の日本人妻たち;私のお母さんは男だった―もうひとつの英国の家族の考え方 ほか)
イタリア娘に日本を見せたら(バルバラと日本へ;日本航空のサーヴィスは世界一 ほか)
京都から東京への急ぎ旅(ネイティブに近い発音で英語を話すには;変わってしまった先斗町 ほか)
永瀬先生の受賞(永瀬先生の授賞式;六本木ヒルズとキャベツの千切り ほか)
オバマと日本の政治家との差(母そして父も霊友会に;霊友会を頼った石原慎太郎氏 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばちゃ
10
イギリスに30年余りすんでいる高尾慶子さんの比較文化論的エッセー。外にいるから日本のいいところも悪いところもよく分かるし、外から見たことがあるからイギリスについても同様なことが言える。なかなか厳しい意見を持った人のようです。でも、こういう人の考えなり意見なりを読むのは面白い。他の本も読んでみようかしら。2013/05/05
ロピケ
1
相変わらず舌鋒が鋭い。今をときめく白洲次郎もその厳しい眼からは逃れられず、ちょっと次郎にあこがれていた私はぎょっとしたけれど、この程度で済んでいるので傷はまだ浅いと言える。石原氏に関してはきついなあとは思うけれど、全てその通りだろうなあと納得。彼の著作に手が伸びない理由も何となく分かった。2010/03/25
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