内容説明
放蕩の限りを尽くしてきたエヴァースリー公爵五世は、跡継ぎを作るはずの弟が急逝し、直ちに結婚する必要に迫られた。公爵夫人になる女性は、貞淑で家柄と容貌がよく、広大な屋敷や盛大な催しを切り盛りする能力がなければならない。唯一条件を満たしそうな女性に会うため、あるパーティに赴くと、彼女は冴えないドレスをまとい、やぼったく振る舞っている。だが彼には、意図的に魅力を隠しているように見えた。ドレスの下に隠された、本当の姿を自分だけのものにしたい──湧きあがる支配欲のままに、公爵は狙いを定めた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
7
愛の円舞曲と愛の足かせ読んだので再読。やっぱりこれが一番面白い。アガサおば様が素敵。「ばか、まぬけ、役立たず!!」とおば様に言われちゃうヒーロー。うん、その通り。2013/02/20
矢田ふみえ
3
愛を気づくんだけど、最初が形だけの結婚だということで、それを認めあうのに時間がかかる。薔薇のプレゼントで愛の告白なんて色男だね。2016/05/13
まるかず
3
すんごい素敵でした~♪ 私のツボにはまる作品です♪ ジェイソンがレノーアを見つめる熱~い優しぃ~まなざしが、たまらんのです♪♪2010/09/23
oneoeight
3
結婚したいヒーローとあやふやな理由で結婚したくないヒロイン・・・またこのパターンかΣ(・ω・ノ)ノキライジャナイケド。放蕩者でゴーインなのに女性の機微に疎くグルグル思い悩むヒーローヾ(´▽`*;)カワイイ。ヒロインにメロメロなくせに無自覚なので微妙に二人がすれ違ったりして切な楽しかったです♪ ヒロイン健気だ度☆5、また読みたい度50%2009/10/28
MOMO
2
恋に落ちた元放蕩者のお話です。それも、政略結婚したはずの妻に恋したもんだから、さぁ、大変!いやぁ、ジェイソン君が<これ以上彼女に求めるわけには・・・>などと、悶々としながらも、レノーアちゃんを気遣う辺りは、ほほえましいというかなんというか・・・なんせ、その気遣いが、二人の関係にややこしい事態をもたらすんだもん!2011/02/05