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内容説明
1950年、大赤字・給料遅配・スト続きで苦しむ石川島重工業(現IHI)の社長に就任した土光氏は、「ミスター合理化」と呼ばれるほどの経営合理化で再建を果たす。その後、東京芝浦電気(現東芝)の社長に就任、さらに長年にわたり経済団体連合会会長などを務め、日本経済の発展に尽くした。また、81年、会長に就任した第二次臨時行政調査会では、国鉄の分割民営化や三公社の民営化で日本の構造改革を実現させ、「行革の鬼」との異名をとっている。しかし、その生活ぶりは質素で、潔い人生観もうかがえる。何ごとがあろうとも信念を貫き、大願を成就させた強い意志と行動力の源泉を、200篇の言葉で探る。政治や経済の仕組みが大きく変わろうとしているいま、土光氏の考え、発言は、これからの日本を考える上でも、大きな意味を持ってくるに違いない。
目次
第1部 人生について(一日一日にけじめをつける 二度とない人生 ほか)
第2部 経営について1―「人の上に立つ」ということ(好ましい上長 十年先のカレンダー ほか)
第3部 経営について2―「組織を動かす」ということ(社長の位置 報告の義務 ほか)
第4部 行革について(地獄の釜の底からみているぞ なぜ行革が必要か ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とみやん📖
13
先日読んだ「経営の行動指針」に掲載されている言葉が半分以上を占めているので、お馴染みの内容だったが、それでも味わい深く読むことができた。「一日一日にけじめをつける」「毎日がいき詰まり」「会議は真剣勝負の場」「総意・早意・創意」「精鋭を育てる」「不況に考える」など、特に印象深い。それにしても、贅沢や勤労意欲の低下、政治家のリーダーシップの欠如、国民の政治への無関心などを憂いていた土光さんが今の日本を見たら驚くかもしれない。資源に乏しい日本がやたら働き改革とブレーキかけて、国際競争力が低下しないものだろうか。2019/08/31
ikedama99
6
毎朝の読書で3回目の登場。一日1ページで7か月ちょっとかかった。日々に新たの発想を改めて感じながら読み進める。キーワードの山になる。仕事や自己研鑽など学ぶことは多いと感じた。また、先を見通すことの鋭さ。今の日本には、このような「荒法師」が必要なのだと思うが・・・。2018/08/05
みほ
4
佐々木常男がしきりに土光敏夫を引用し、その内容が印象的だった。今回、初めての土光敏夫の本を読んだ。思っていた通りの豪快な、頭のよい人だった。「賃金は不満を減らすことはできても、満足を増やすことはできない。満足を増やすことのできるのは、仕事によってのみだ」…仕事、日常でぶれてばかりの私に必要な人だ。もっと知りたい。2016/09/11
ikedama99
4
毎朝の読書で再登場・・やはり読んで良かったと思う。このように先を見通せる人の存在、今こそ切実に求められていると思うが。2016/05/03
Na Ra Be
4
「人は人を指導できるのか」「能率と効率の違い」「朝の通勤電車では何をすべきか」など興味深い話が多く刻まれた。時間が経てばまた感じることも違うと思うのでしばらく寝かしたい2015/07/07
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