内容説明
救急患者の受け入れ拒否、長い診療待ち時間、お産難民の発生……。日本全国から「医療崩壊」の報告が後を絶ちません。日本の医療は一体どうなってしまったのでしょうか。◎診療所と病院の違いってなに?◎ふつうはお客さんが多ければ多いほどお店は儲かるのに、待合室に患者さんが溢れている病院がなぜ潰れるの?◎夜間診療にはちゃんと割増料金を払っているのに、「コンビニ受診」のなにがいけないの?◎なぜここ数年で一気に医療崩壊が加速したの?◎大病院が集まる都心部で、なぜ受け入れ拒否が起きるの?これらの疑問にあなたは正しく答えることが出来ますか?誰にとっても身近な問題でありながら、意外と知られていない医療現場の真実を、現役医師がやさしく説明します。
目次
第1章 「医師不足」についてのQ&A
第2章 「医療費」についてのQ&A
第3章 「救急、産科、小児科」Q&A
第4章 「医療事故」についてのQ&A
第5章 「保険、教育、福祉」Q&A
第6章 「医療再生」のポイント
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽん
4
医師個人の問題ではなく、そこから表にも裏にも広がるそれぞれの問題が物事をねじれさせているように感じてしまう。国、政治家、役人、医師会、医局、病院、病人、国民。責任をどこが誰が担うのか、そういう考え方では前に進めないんだなあ。メディアや情報を鵜呑みには出来ない世の中になってしまったようにも感じるけど、事実を現実を知って、無知のままでいないように努力していかなければ。2012/11/03
gifu428
1
医療崩壊についてはもちろん、医師の労働条件についての医師の本音についても正直に書かれた本だと思います。マスメディア(特にテレビ)の医療に関する情報に流されがちな人にお勧めしたい本です。といっても最近は医師を擁護するような報道も多いですが。なんにせよ、この本は医師の側から、今の国に医療に対する体制に関して訴えたいことをしっかり述べられている本だと思います。2010/03/15
まさたん
1
そもそもの始まりは1982年発表された医療費亡国論に端を発し医師の数を抑制して来た事。国が医療にお金をかけると経済発展の妨げになるという考えでその考え方のもと、小泉内閣では自然増とされる毎年2200億円もの医療費が削減されたという経緯。みんなそれぞれに言い分はあるのでしょうが、自殺者年間3万人が10年以上続き、OECD加盟国中最下位の医療費ながら自己負担トップクラス、みんなで支え合う国民皆保険制なのに加入していない人がいたり、後期高齢者だけは別建ての応分負担を求める等いったいこの国はどうなるんでしょうか2010/02/21
nuna
1
一問一答形式でわかりやすい。医療崩壊トピックを知るにはちょうどいい。が、毎回国の医療政策への批判で〆るのはくどい。2009/11/07
月猫
0
全ての元凶は厚生労働省だったのか!そして、日本は低福祉・高負担の国になっているという事実。官僚の天下りに莫大な金額が流れ、医療・福祉・介護・教育にお金をかけないどころか、減らしていた現実。正しい情報が流れず、記者クラブの嘘偽りの情報を信じ込まされていた。ほんとに日本の未来なんて考えてないんだろうね。今の政治家は(一部除く)。過酷労働な医師たちにちゃんとした睡眠と休日を!2012/06/15




