内容説明
政治論争のテーマとなって、すっかり有名になった国の特別会計に眠る金、霞が関埋蔵金。実際、どれだけの資産が眠り、毎年どれくらいのお金が積み上がっているのだろう? そして、結局どれだけのお金が使えるのだろうか? 「お役所用語」と「省益」に彩られた膨大なデータの裏側を、経験豊富な経済記者が懇切丁寧に読み解き、独自の試算を提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
3
著者と評者は同い年。「特別会計の不要な剰余金や過剰な積立金」(4ページ)。長野県の知事だった田中知事も外郭団体の見直しや廃止をうたったり、民主党も事業仕訳でなんとかして無駄をなくそうとしてきたことは、納税者からすれば当然のことである。無駄な税金を払わされてボーナスをもらっているのはいただけないし、それを許してきたのもおかしい。埋蔵金の価値は不測の事態への対応に使うのであれば、なぜ復興に使われない。そんな素人的疑問も湧く。今が危機でなければ、いつ危機なのか。平和憲法を変えられたときだとしたら、手遅れである。2012/12/11
Humbaba
3
特別会計は,そのルールに従って運用されている.しかし,ルールに欠陥があるとすれば,ルール通りに運用されたとしても正しく運用されたとは言えないのではないだろうか.政権が続いたことによる弊害を,民主党員である著者が切る,と主張している本.2010/10/02
NekoApple
0
http://booklog.jp/users/keithewisdom/archives/410610329X2010/08/27
hakto
0
特別会計の現状に関する本。2009/10/28
ひびきち
0
如何に官僚が好き勝手やっているか、を財源から論じた良書2009/09/22