ハーレクイン<br> 夜明けの誓い

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ハーレクイン
夜明けの誓い

  • ISBN:9784596124203

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内容説明

アリーは緊張の面持ちでマンハッタンのオフィスに出向いた。いよいよ、十年間の結婚生活が終わる。そうは言っても長い間、夫のPJとは音信不通だった。あの日裁判所で、二人は簡素な式を挙げた。横暴な父親からアリーが逃げ出すための、偽りの結婚だった。PJは友達としてそうしてくれた。もう自由にしてあげなくては。彼が私を自由にしてくれたように。アリーは促されて入った豪華な社長室で夫を見つめ、本心とは裏腹に離婚を静かに切り出した。だがPJの返事は、“離婚はしない”という意外なものだった。■「美しき船出」(R-2205)、「灼熱の恋の終わりに」(R-2289)等でおなじみのアントニデス家の物語。なつかしい人たちも登場しますがストーリーは各々独立。既刊本を読み逃した方もお楽しみください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糸車

20
あらすじからは想像できないくらい献身的で、ヒロインを本当の意味で愛しているヒーローでした。夜寝る前にちょっと斜め読みするつもりが引き込まれ最後まで。父の束縛から逃れるための結婚。手探りで自分の人生を探すヒロインが何かを見つけるまでじっと待っていたヒーローの気持ちを考えると胸が締め付けられる。何の約束もないままの10年。彼の家族がまたいい人ばかりで。印象的だったのがヒーローのアパートメントの壁画。二人が出会った海辺の町とその住民たち。ラストでヒロインが見つけた自分の姿。思惑通りでにやり。やはりそこにいたね。2015/08/28

くまた

1
割と面白かった。ヒーローとヒーロー家族がいい人すぎる。ヒーローの意思や幸せを尊重している家族と自分の欲より主人公にとっての幸せを尊重するヒーロー。読んでいて気持ちのいい話です。主人公がちょっと釣り合わない気もするけど。お父さんのセリフが良く聞く言いまわしに訳されていて「おお、日本だ」とちょっと楽しかった。2015/05/01

たまきら

1
日系ヒロインは珍しくて、それだけでちょっと感情移入しちゃいました。支配的な父親から逃れるため便宜結婚した友人に、10年後離婚を申し立てに行くけれど…という設定。再燃モノは胸キュンですね。どんな女子にも過去の忘れ難い思い出があるからかもしれません。いままで読んだHQの中でもベストといっていいぐらい献身的な男性だ!この男子は逃してはいけないですよ、アリちゃん。壁画の伏線もきちんと落ち着いてスッキリ。2014/07/02

てん・ゆう

1
ヒーロー、そんなに愛していたら何故放っておいたのだろう??と思う程のヒロインへの愛を常に感じた。ヒロイン別に悪人じゃないけど、ちょっと入れ込まれすぎ〜ヒロイン婚約者もイイ人〜ヒーロー家族達も10年前ヒロイン側に理由アリで結婚して音信不通な女を無条件で受け入れるし…かなんか色々と腑に落ちない。2011/05/03

MOMO

1
自分勝手で、相手を決め付けがちなところが、とっても父親似のアリーちゃんですが、本人ぜんぜん自覚なし。おまけにいい子ぶるのが身についているのか、PJをしこたま傷つけているにもかかわらず、「誰も傷つけたくない」などと、たわけたことをぬかす始末・・・まぁ、最後はちゃんと気づいたからいいけどさ・・・2009/10/28

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