坂口安吾・人生ギリギリの言葉

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坂口安吾・人生ギリギリの言葉

  • 著者名:長尾剛
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • PHP研究所(2013/11発売)
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  • ISBN:9784569772622
  • NDC分類:910.268

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内容説明

「本音で好きなように生きる。それこそが人間の真実だ」……坂口安吾については、「堕落論」の作者として知っている人が多いであろう。無頼派作家として太宰治とならんで愛され、酒と女とクスリにおぼれたりして、かなりメタメタな人生を送った人物だ。あまりの無茶がたたったか、48歳の若さで死んでしまった。とにかく、当時は薬局で売っていた覚せい剤を打ちながら書きまくっていたというのだから凄い。本書には、そんな安吾の、自分の気持を原稿用紙に叩きつけたかのような名言がギュウギュウに詰まっている。ただ並べるだけではつまらないから、ちょっと趣向をこらして、安吾初心者でも、「堕落論」しか読んでいない人でも、中身の濃い人生論として楽しめるようになっている。今の時代、日本人の気持はちょっと暗い。もっと本音を曝け出して自由に生きてみた方がいいのではないか。そのために一度、坂口安吾に触れてみるのはいい体験かもしれない。

目次

安吾という人<br/>女について<br/>恋、あるいは男と女<br/>人の本性、あるいは正しき人生<br/>社会、あるいは社会人<br/>日本文化<br/>若者、青春<br/>子供、教育<br/>母親、あるいは家庭<br/>神仏、あるいは宗教<br/>戦争<br/>文学、芸術

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こすもす

8
高校生の頃、好きで読んでいた。数十年経った今、納得の部分と、ん?な部分ひっくるめてやっぱり安吾は面白いと思った。2016/02/24

Sleipnirie

0
まる2010/10/29

つっぷー★

0
個人的に、坂口安吾はとっつきにくくて難解なので、せめて人の主観を通した「安吾観」に触れてみる。 確かに戦中戦後の価値観としてはユニーク。だけど共感はなかったなあ…2019/04/10

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