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内容説明
フューネラルドレス(死装束)の仕立て屋・雪滴花(スノードロップ)。デザイナーの柳英(りゅうえい)と葬儀屋の弟・葉悦(ようえつ)が営むその店には、自殺願望の女子高生、初恋の男性との約束のウエディングドレスを依頼する老女、人生の最期に初めてのスーツを着ようとするニューハーフなどが訪れる。人は、人生の幕を閉じるとき、何を望むのか? 心優しき人々の、出会いと別れの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Romi@いつも心に太陽を!
11
一話目のお義父さん。この人の男気に尽きます。まるで最後の晴れ舞台。それぞれの最期、それぞれの見送りかたがあって、仕立て屋の兄と、葬儀屋の弟が彼らの想いを形にする。サリーちゃんのご両親も、もっと早く彼らに出会えていたら違った形で見送ることができたんじゃないか、とつい思ってしまった。ところで二巻が出ることはあるのだろうか?三年前の作品だけど。2012/05/20
まりもんママン゚+.*ʚ♡ɞ*.+゚
10
大好きな阿部あかねさんのノーマル(笑)本。内容は1話から大号泣モンでした。死装束を仕立てるお話だけど、各人それぞれの思いや家族の思いが溢れてて涙を誘います。人が死ぬのは辛い事だけど読後は暖かい気持ちが残りました。1話の英国人の夫と死後、手に手を取って幸せに天国に行くシーンはヤバイです。思い出すだけで泣ける。2010/09/15
えむ
8
収録されているお話がどれも切なくって泣けてしょうがなかった。泣いたあとは少し心が軽くなってた。作品読みながら癒してもらってた様にも思う。サリーちゃんのお話も最後に泣かされた。両親が事故で亡くなった時に乗り込んできた伯父夫婦に、誰か天誅を与えてやって欲しい。財産もきちんと取り返してあげて・・・。2010/08/13
たにしぃ
5
これはあかん、これは泣いてまう。2013/01/19
夏野
5
フューネラルドレスという言葉を初めて知りました。 そんなドレスの仕立て屋さんのお話。仕立てを頼んでくるのは、生前のその人であったり家族であったり。その人となり、思い入れのある事柄に合った、さまざまなドレスを仕立てていきます。中でも一番心に残ったのは、序章にあたるお話。見送る人は穏やかに微笑んでいたけれど、だからなおさら切ない気がしました。人生は大切に生きよう。2010/11/02