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内容説明
「現代思想」と聞くと、どうしても「ムズカシそう」というイメージを浮かべがちだ。けれども、差し出されているメッセージ自体はけっして難解なものではない。性、環境、心、コミュニケーション、民主主義…、その問題群は私たちのすぐそばにあることばかり。著者はその一つ一つをやさしく解きほぐしながら、新たなものの見方や発想へのきっかけをつくろうとする。この時代を生きるすべての人に届けたい入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
12
あとがきにもあったが、これは12歳以上であれば誰が読んでも価値があると思う。現代思想の入門書として、とてもよいと思う。日常のニュースの中ででてくるキーワードが結構あって、知らず知らず使っている言葉⇒その根っこにある思想について、そういう背景があるんだと納得することがっできる。これをベースにして、関心の輪をどんどんひろげていくことが大切だと思う。巻末に参考図書が沢山書かれているので、とりあえず、そこから始めてみるのもいい!2011/02/12
カイエ
11
哲学に苦手意識があるのでいろいろと入門書を読んでみているのだけど、んー、やっぱりよくわからないな。そもそも私は哲学と思想ってどう違うの?みたいなレベルなので。それはともかく本書には、ほう、と思う点もあり。フェミニズムを進めるうえでサイボーグの概念が有効(ダナ・ハラウェイ)というのは面白かったし、それも含めて現代思想のトレンドが二項対立の廃棄、越境に向かっている(らしい)点も、物理学者が万物理論を求めることと似ているようで興味深かった。やはり哲学と科学の行き着く先は同じなのだなと。2022/02/12
Ecriture
10
受験国語で出題されてたので教材用に。小学校4年生ぐらいから大人までが対象の現代思想の入門本だとか。テーマごとに最新の哲学の議論をまとめてあるので大学生にも十分オススメ。ところどころ「12歳からの」というコンセプトを完全に忘れてガチの哲学になる。例えば、序盤の『有限責任会社』からの引用で「パフォーマティブな発言」とか「コード化」とか何の説明もなしにさらりと出てくるから、小学校6年生だったらきつそう。多分親にきいてもデリダ=サール論争を解説してくれる親は少ないのでは(苦笑)。2012/05/07
めっし
9
現代思想の面白いところが面白く書かれていてる。良著。ボードリヤール、フーコー、リオタールなどポストモダン思想がよく分かる。この本で現代思想に触れ、竹田青嗣さんの『中学からの「超」哲学入門』を併せて読むととても現代に思想の潮流と目指すべき方向とは何かということについて整理できる。2012/01/20
ぺーいち
7
小学生にも理解できるよう配慮したとの本書、私にピッタリだった。フーコー、ハバーマス、デリダ。学生時代、子守唄のように優しく耳を撫でた彼らの言葉が、20年後の私の目を覚ますことになったわけだ。この再会を大事にしたい。2015/12/08
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