内容説明
ある真夜中、フランス人のジュリエットは大きな物音に夢を破られた。行方不明の兄を捜すためにロンドンに宿を取っていたが、窓の外を見ると、一人の男性が四人の男性から暴行を受けている。男性が思わずもらしたフランス語の叫び声を聞き、ジュリエットは無意識にそばにあったものを暴漢めがけて投げつけた。ダグラスは朦朧とした意識の中でゆっくりと目を開けた。自分がどこにいるのかもわからないが、男に襲われたのは覚えている。そして、夢の中で女性の柔らかな体を抱きしめ、キスをしたことも。そのとき隣に女性が寝ているのに気づき、彼ははっとした。夢の中で見た女性とそっくりだが、もしかして……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みろん
3
からまった根っこのようにスピンオフが多いマーガレット・ムーアの新作。時系列通りに読んで作品を把握したい私としては、気がかりな人物の詳細や関連性がよくわからなかった。いつかマーガレット・ムーアをまとめて読んだあとで、改めてもう一度読んでみたいと思う。2009/11/13
Mrs.涼子
2
面白かったぁ。それにしても、あまりな偶然と言えば偶然だけど…。続けて読めるのが嬉しくて、一気読み。次作も邦訳して欲しいなぁ。2011/05/18
くろうさぎ
1
兄を探しに単身ロンドンにやってきたヒロインと有名な法廷弁護士ヒーローの話。戦争の残したものの影響が絡んでるお話で、哀しいですね。人の恨みは怖いものって話かなぁ・・・。 2011/03/03
なこ
0
★★★⭐⭐2014/04/28