内容説明
ただ一人の肉親である姉夫婦のため、外科医のラリッサは処女のまま代理母となった。ところが、生まれてくる赤ん坊を見ることなく義兄は癌で亡くなり、姉もあとを追うように事故死してしまう。妊娠三カ月で独りぼっちになってしまった彼女は子どもの家族を捜そうと、義兄の故郷ビダリヤ国を訪れた。そこで彼女を待っていたのは、新しい勤務先の上司、ハンサムで優秀な外科部長のファレス・アル・ラシドだった。二人は一目で惹かれ合うが、ラリッサはその日のうちに事実を知る。なんてこと。彼はビダリヤの王子。そして亡き義兄の弟……?
感想・レビュー
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sora
10
ヒロインもヒーローも医師。話はロマンス小説らしい落ちでしたが、この作者の経歴のほうに驚きでした。眼科医、歌手、テレビタレント、画家、アクセサリーデザイナーに小説家だそうです。エジプト人のこの人の人生のほうがロマンス小説のヒロインにふさわしいかも。2013/10/17
sasako
0
設定は面白いけど、いつも通り互いに誤解しあってるだけのような?ガラの背景以外砂漠や独裁政治のバックグラウンドは生きてないかも?ヒーローは素直になれないけど性格自体は素直、みたいな?妊婦らしさとか妊娠時期ゆえの、みたいなのがもっと感じたかったかな。全体としては嫌いじゃない笑2013/03/10
みろん
0
代理母を引き受けた妊婦と、砂漠の国の皇太子とのロマンス。オリヴィア・ゲイツのイマージュ3作品をまとめて読んだけど、そのせいかヒーローとヒロインの性格がみんな同じに感じられる(苦笑)。悪くないけど、砂漠の国のバックグラウンドが上手く見えてこなかったせいか、なにかと感情移入しにくかったのが残念。2009/10/29