内容説明
高校の日本史教科書を、一般読者のために書き改めた通史。一冊で日本の歴史を簡潔に叙述し、その全体像を示す。コラムのほか、学界の動向がわかるポイントを新しく設け、日本史の理解に役立たせる。最近の日本史がわかる社会人のための教科書。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
298
あくまで教科書通りの本だがとても分かりやすく日本史の振り返りをざっとできた。2016/05/22
優希
97
教科書のような本ですが、日本史を見直すのにとても勉強になりました。一部学生時代に習った用語と異なる用語があり、歴史学習の流れも変わってきたのだと思うと興味深かったです。歴史上の出来事から拾ったコラムも面白い。世界史選択だったので、日本史は途中までしか学んでいなかったため、独学で身につけた知識はありましたが、このような形できちんと見るのは有意義でした。2016/08/22
みや
41
高校の教科書「日本の歴史 改訂版」をベースに簡潔かつ明解に書き改めた通史。大学受験の際に日本史は得意教科だったが、初っ端で自信を喪失した。最古の人類はアウストラロピテクスではなく、アルディピテクス・ラミダスと書かれており、調べてみると最近では更に変わってサヘラントロプス・チャデンシスが定説になっているらしい。過去も日々変化している。通史で読むと突然に勃発する出来事は少なく、ほぼ全てが過去と周囲から繋がっていることを顕著に感じた。近現代が苦手なのは相変わらず。歴史小説や時代小説を読む際には本書を見返したい。2017/06/26
KAZOO
33
教科書と対比しながら読んでみました。こちらの本のほうが通読しやすくなっている感じがします。ただ私などは詳説日本史の教科書のほうがメリハリが効いていて重要箇所はどこだ、というのがすぐわかる感じがしました。万人向けに読みやすくなっているのはありがたいと思いました。2014/03/22
Tonex
30
拾い読み。以前、高等学校の教科書として使われていた『日本の歴史(改訂版)』をベースに、一般の読者を対象として記述を全面的に見直し、時代に即応した簡潔かつ明解なかたちに改めたものとのこと。『日本の歴史(改訂版)』がいつ出版されたものなのかどこにも書かれていないが、調べてみたら2004年度まで教科書として使われていたらしい。昔の内容そのままで出版するなら当時の歴史教育を知る資料として意味があると思うが、すでに歴史の常識が変化しているのに、古い内容に少し手を入れたダイジェスト版の価値というのはよくわからない。2016/03/13