内容説明
社交界にもデビューせずに館を切り盛りしてきたグエンだが、愛する父が亡くなると、男爵位を継いだ高慢ないとこから、借金のかたに知人と結婚しろ、さもなくば幽閉すると脅される。あまりの仕打ちに、彼女は親戚の住む町を目指して逃げ出した。いとこの追っ手に見つからないようジプシーの一団に加わり、踊り子に扮して旅するある日、紳士たちが野営地にやってきた。一人の男に視線を注がれ、グエンは警戒しつつときめきを覚える。日が暮れ、かがり火の周囲でダンスが始まると、彼は囁いた。「踊ってくれ……私だけのために」そしてグエンの唇を奪った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mana
1
弟を守るため、ジプシーに扮して遠縁を頼ったヒロイン。旅の中出会った男と、パーティーで再会して…。ヒーローの思考回路が最低。ジプシーを見下しすぎていて、魅力が顔と地位以外ないが、逆に割りきっている感じが面白い。王道ものが飽きた人に。★★★2020/11/02
nayui
0
★★☆☆☆The Spymaster#3.『解かれた封印』→『馬上の密会』→『淑女は踊る』2012/02/01
葉月
0
C2010/11/09
Mrs.涼子
0
面白かった。ちょっと説明文っぽいところが気になったかなぁ。2009/09/21