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内容説明
戦争をすることで国民の暮らしがどれほど影響を受けるのか、悲惨な事態になるのか。長年戦時史研究を続ける著者が、コレクションである膨大な戦時史資料をもとに、戦争のバカバカしさを激白!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takeapple
12
長期的な展望と国民主権より国権やプライドを優先する政治家と省益争いと利権により私腹を肥やすことしか考えない官僚、精神論で全て解決できると思い、論理的思考ができない軍部、金儲けしか考えない財界、忘れやすく自分の頭で考えない強きに従い弱きを挫く国民。日本が戦争に負けるのは当たり前で、なぜそんな経済状況、資源状況で戦争を始めたか、全く馬鹿しかいなかったのかと思うが、現在も全く変わっていないんだなあ。2020/06/28
ふらん
11
資料読み。日本の戦争がいかに無謀やったかを経済面で語っている。日清での戦費2億円に対し、第二次大戦では2217億。戦費の国民所得に対する割合が、97%。えぐい。2015/05/26
Humbaba
5
総力戦と言っても、自分の生活をすべて投げ出してそこに専念できる状況ばかりではない。自分たちの生産性を高めようと思えば、熟練工が必要になる。しかし、熟練工は促成栽培できるようなものではなく、増やそうと思えば保加から引きぬくしか無い。そうして引き抜き合戦をしても全体はプラスにならないが、自分だけその争いに参加しないという選択肢を選ぶことはできない。2014/04/14
星辺気楽
3
戦争というものを経済的にとらえて、戦争がいかにばかげたものだったかをきちんと理論的に証明した。2016/10/13
左手爆弾
2
筆者は明確に反戦の立場から書いている。しかし、本書は理念的な平和主義を振り回すことによって話が進むのではない。近代戦に必要不可欠な総力戦体制、物資や労働力を総動員する戦争を日本はまともに遂行できなかったことを問題にしている。戦争に突入したとき、目標は勢力拡大であり、一儲けしようと意気込んでいた。だが、問題は重工業を支えるための基盤がまだ日本には十分になかった。生産力の拡充を進めようとすればするほど、輸入超過でインフレが進むという悪循環に。軍需産業を支えるために大量の「ばらまき」を行う。2016/12/09
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