内容説明
「エロス(恋)とは感覚的なものから精神的なものに前進しようとする努力である」(プラトン)、「贅沢品とか、生活の慰みと呼ばれているものの多くは、単に不必要であるばかりか、かえって人類の向上をさまたげている」(ソーロー)、「すべての苦しみを地獄の中に移し替えたあとでは、天国には退屈しか残らなくなる」(ショーペンハウアー)――世界史に燦然たる輝きを放った哲学者・思想家・芸術家・文学者・科学者たちの言葉は、現代を生きる私たちに未だに滋味あふれる示唆を与えてくれる。本書はセネカからニーチェ、アインシュタインまで、21人の西洋の知の巨人たちの具体的な言葉を引用しながら、彼らの生き方や人生のエピソードと絡めつつ、著者独自の視座からおのおのの「人生論」を解説した異色の評論。数々の名言・金言を踏まえながら、生きること考えることの大切さ、面白さに気づかせてくれる好著である。『人生論からのメッセージ』を改題。
目次
プラトン<br/>エピクロス<br/>セネカ<br/>レオナルド・ダ・ヴィンチ<br/>フランシス・ベーコン<br/>モンテーニュ<br/>カント<br/>ゲーテ<br/>ソーロー<br/>スタンダール〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
10
人生論だけでなく読書論等も含まれています。「読書は精神を養う。精神が熟考に疲れたとき、読書は精神に再び力を与える。」←セネカ。私の場合、むしろ読書で疲労困憊になるときもありますが…(苦笑)。「ある種の本は一部分を読むだけでよい。また別の本は読むべきだが熱心に読まなくてもよい。ごく一部の本だけは全体をきめこまかく、注意深く読むべきである。」←ベーコン。私はつまらない本でもある程度通読してしまうタイプ(=貧乏性?)ですが、ベーコン大先生の教えに従い、これからは読書にメリハリをつけようと思います(笑)。2021/10/18
-
- 電子書籍
- 恋文ラビリンス 6巻 Colorful!
-
- 電子書籍
- 高速戦艦「赤城」3 巡洋戦艦急襲 C★…
-
- 電子書籍
- 東京アパレルガール【マイクロ】(12)…
-
- 電子書籍
- 【単話売】華麗なる獅子のお気に召すまま…
-
- 電子書籍
- 日経PC21 2016年 06月号