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内容説明
君が好きになったのは、――本当に<私>?気鋭・青山景、待望の最新作だから書かなくてはならない。知るために。夜行列車で過去を書き続ける小説家・浜崎正。大学時代に出会った<町田ミカ>は、映画のヒロイン・桐島すみれにそっくりで……。現実なのか、夢なのか。『CONTINUE』での連載を経て、遂に待望の単行本化。交錯する過去と現在・夜行列車が向かうのは、どんな未来か。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
239
時系列がごちゃごちゃしていて分かりづらかったが、2人の女性との間ががそれぞれ複雑になっていて面白かった。他の作品も読みたい。2016/12/03
年中古本派・文花
18
「交錯する過去と現在・夜行列車が向かうのは、どんな未来か。君が好きになったのは、――――本当に〈私〉?(オビより)》とある作品を好き過ぎると、何を聞いても、何をしても、その作品との関連性を考えてしまう。そんな経験がアナタにはないだろうか?そんなオタクの自分を見つめ直す恋物語。2014/09/22
kanon
18
青山景さんを知ったのは、舞城王太郎の小説をコミカライズしているというのを聞きつけ、読んだからだった。それから、青山さんは他界した。テレビのニュースでやっていたのだ。漫画化青山景...。あっ!とぴんときた。まだ作品を読んでるわけでもなかった。そして初期作品集なるものが発売され、気になっていたがまた忘れ、でも今度こそ購入。最初は原作舞城ではなくちゃんと、青山景。これは...。亡くなったあとだから何だか、こういう作品を描ける人だから、悩んでしまったんだと、そう思ってしまう。でも最後は、希望に満ち溢れてる。2012/06/27
ソラ
16
思わずジャケ買いしてしまった作品。期待通り良かった。ラストシーンがお洒落で気持ち良かった。もっと他の作品も読みたかったけど作者さんが亡くなられてしまったのが残念です。2012/06/23
ささやか@ケチャップマン
14
時系列に沿っているのか、現在から過去を回想的に遡って描かれているのか、という2つの構造を持つ漫画、だと思う。そこには失ってしまった関係への憧憬と、それを過去とした現在がある。「才能なんかどうでもいい… そんなの人の価値とは関係ないもん…」と言い切れる町田さんは果たして何をどう考えてそう結論付けたのか、考えさせられるセリフだ。あとどうでもいいことを言うと、町田さんって主人公然り、ダメ男作ってしまうタイプだよね、という印象。2016/10/23