内容説明
「外貨準備高世界一」「新疆ウイグル自治区の騒乱」など、世界にニュースを提供し続ける中国。近年、国際的な存在感を極めて強めた。日本企業も、人口13億人の巨大マーケットを擁するこの国を無視できない。しかし、私たちが中国に対して「共産党一党独裁の社会主義国家」のイメージを持ち、一種の不気味さを覚えているのも事実だろう。その一方で、経済大国として急速に進化し、多くの富裕層が日本を訪れる姿を多く見ている。私たちはこの国を理解しきれずにいる。本書は、全国人民代表大会の取材を唯一許された在日華人記者である著者が、「中国はサラリーマン組織であり、会社のようである」という独自の視点から、日本人が知らない中国の内側を描く。胡主席の知られざる人生。温首相が抜擢された4つの理由。共産党に入党する方法。航空機、空母……中国の野望の向かう先。次々とあぶり出される汚職事件。中国という難しい隣人を理解するための書。
目次
第1章 中華人民共和国の「取締役会」
第2章 「会長」と「社長」の王道
第3章 株式会社中華人民共和国の「理念(ミッション)」
第4章 国家経営
第5章 国家管理
第6章 人材確保
第7章 中国の野望
第8章 汚職の取締り
終章 直面する二つの問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
guanben
0
政治改革、民主化が進んでいる(前よりまし)と捉えるか、ぜんぜん足りないと捉えるかで、彼の国に対する評価は変わってくると思う。私は筆者ほど肯定的には思わないが、前者かな。習・李政権に期待。題名と内容は関係があまりない。見事に釣られた。2013/09/10
toshokan-no-hito
0
解説書としてはよくできているが、中身はよくある中共礼賛本。胡錦濤も温家宝も良い面しか描かれていないが、まあ「そういう本ではない」のだからしかたがないし、著者の立場から言ったらそんなこと書けないだろう。2011/02/16
muko1610
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★2010/01/25
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