内容説明
英国の天才オペラ作曲家、サー・エドモンドが謎の死を遂げた。残された妻のエレノアは悲しみのなか一通の書状を受け取る。大胆な崩し文字の署名を見て、彼女は思わずどきりとした。アンソニー・ニール伯爵――1年前に初対面の私を財産目当ての妖婦と蔑んだ男が、面会を求めてきている。即座に断り外出したエレノアだったが、馬車が速度を落とした瞬間、男がいきなり飛びこんできた。驚きと怒りを押し殺し、彼女は穏やかに切りだした。「ニール卿……このような思いがけないご訪問をいただくとは、いったいどのようなご用件でしょう」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
13
図書館が何日か使えないため手持ちの本読んでる。ヒロイン夫の火葬シーンから始まるので臭いが気になってやはり読みあぐねた。前回も未消化のまま読了。今回も2019/07/03
rokoroko
10
衝撃的な火葬のシーンから始まるけれど、なんか尻つぼみの作品。火葬された音楽家の夫の遺灰も持ってイギリスに来るアメリカ生まれのヒロイン。亡き夫の叔父が彼女に恋をしてと言う話2018/09/02
すっちゃん
5
⭐️⭐️⭐️ 前作より面白かったかな。ナポリのお話は中々興味深かった。またもや、脇役さん達が中途半端なままが残念。2017/11/24
mayama@読書生活自由型
2
ヒロインと前の夫との関係があまり詳しく描かれなかったのでちょっと消化不良でした。この方のお話は毎回その時代の枠組みやルールに囚われない前向きなヒロインが活躍するのでつい手にとってしまいます。エンタ-テイメントジャンルは妄想でできた嘘八百かもしれませんが、だからこそできるだけ楽しい嘘で最後まで小気味良く騙しきってほしいなーと思っているのですが・・・この作家さんは素敵な嘘つきだと思います。2009/07/24
くろうさぎ
1
キャンディス・キャンプのヒストリカルはいつも楽しめる!面白かった。・・・けど、、もっと突っ込んでくれたらよかったのに、と思うところが多くてちょっと残念。最後も、ここで終わり?って感じだったなぁ・・・・。ヒーローが最初からの自分の気持ちや過ちを潔く認めるところは、とっても好感がもてる!2010/10/11
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